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パートやアルバイトも必読! 採用面接 信頼を得るための直前の心構え3つのポイント

2018/10/09


皆様、こんにちは。シニアマナーOJTインストラクター森 みゆきです。

「派遣面接」「パート面接」「アルバイト面接」、仕事を捜すのは、大学生だけではありません。採用面接に合格するために、当日までにどのような準備をすれば良いのでしょうか?

一般的に、必須と言われている持ち物には、
1.A4サイズが入るバッグ 2.履歴書・職務経歴書・資格証 などのコピー 3.求人情報(募集要項)のコピー 4.筆記用具(ボールペン・シャーペンを含む)  5.携帯電話(充電池を含む) 6.応募先の電話番号・担当者の名前・面接会場の地図 7.腕時計 8.現金 9.ハンカチ・ティッシュ
があります。

あると便利なものは、
1.身分証明書 2.印鑑 3.手鏡 4.予備のストッキング 5.エチケットブラシ
などです。
準備するもののチェックリストを作り、当日までに揃えておきましょう。

これ以外に、準備段階から、合否を左右する大切なものがあります。
今日は、私が面接官としての仕事を通して、日頃から「不足気味だなぁ」と感じている点を、「信頼を得るための面接直前の心構え3つのポイント」にまとめ、お伝えして参ります。

企業情報の調べ方で「意欲」がわかる

皆さんは、面接に行くまでに、企業情報を調べていますか?
私は、面接前の説明会で、毎回、「企業情報やHPを確認した方はいらっしゃいますか?」と伺います。就活中の大学生ならば、必ず調べていると思いますが、「派遣やパート、アルバイト面接」では、調べてくる方の割合は5割くらいだと感じます。また、関連する他の部署も調べてきたという方は、1割もいらっしゃいません。

Check a company site

「企業に関する興味があるかどうか」から、「仕事に対する意欲」が見えてきます。
逆に、企業の公式ウェブサイトを確認し、共感した点などを面接で具体的に伝えていただけると、「この人は意欲があるなぁ」「きちんと調べているなぁ」と、評価はぐんとアップします。
「企業に関心を持って下さっている」とわかるのは、採用担当者にとってとても嬉しいことです。ぜひ当日までに、ウェブサイトなどで企業情報を調べ、メモを取って臨みましょう。

「面接に着る服」の準備は本当に大丈夫?

面接にいらっしゃる方の服装は、就活大学生は「黒のスーツ」「髪は黒のゴムで一つにまとめる」というのが定番ですが、「派遣面接」「パート・アルバイト面接」といった、社員採用ではない面接での服装は、驚くほどまちまちです。

皆さんは、次の5つのうち、何番が面接時に適した服装だと思いますか?

1.黒、グレー、紺のスーツ
2.ジャケットを着用し、下はダークカラーのスカートやパンツ
3.シャツブラウス+パンツまたはスカートにカーディガン
4.シャツブラウス+レギンスパンツ
5. Tシャツ&ジーパン

職種により、変わると思いますが、一般的な「派遣面接」「パート・アルバイト面接」ならば、1.2.3.でしょう。また転職や第二新卒者対象の、「正社員面接」「正社員を目指す派遣社員面接」の場合は、必ず1.の服装で行くことをお勧めします。服装だけではなく、靴もスニーカーはカジュアル過ぎます。黒のシンプルな靴を選びましょう。

show your good point

世の中には、さまざまな考えがあるとはいえ、ひらひらのフリルやカジュアルすぎる格好で行くのは、仕事に対する考え方を疑われてしまいます。
「服装は人柄を表す」とよく言われます。きちんとした服装を心がけることで、自然と背筋が伸び面接に臨む姿勢が整ってきます。もう一度、面接時の服装選択を考えて、「信頼を得るための服装選び」をしてみましょう。

「到着時間」と「コンタクト開始時間」でわかる、人柄と気配り

面接会場への到着時間は、何分前が良いと思いますか?
一般的には「15分前」と書かれているようですが、私は「会場への到着」は30分前、採用担当者への「コンタクト開始時間」は10分前をお勧めします。

まず、会場の到着時間について。
30分前に到着したら、まずは場所を確認し、化粧室での化粧直しがゆっくりできますね。面接に向けて心を落ち着かせることができます。万が一、電車の遅延が発生しても、30分前の到着を見込んで行動すると、余裕があるので、対処しやすくなります。

内線での連絡など、コンタクトを始めるのは10分前をお薦めします。
これには、理由があります。なぜなら、「面接会場の予約枠や面接担当者のスケジュールがギリギリな場合が多い」からです。

面接は、「自社内の会場で行うケース」「外部会場で行うケース」とさまざまですが、企業内で行なう面接であっても、会場は他の部署と共有して使う場合がほとんどであり、社内で予約をして使用しています。外部会場はさらに料金が関わっているので、余裕を持った時間は取らないことが多いのです。

面接官も、面接開始前は準備や連絡、他の業務で大忙し。30分前に外部面接会場に到着したとしても、ノックもせずにドアを開けるのは厳禁! 中で面接官が「慌ててサンドイッチをほおばっていた」というケース、実はよくあることなのです。

早めに到着し、面接時間まで落ち着いて待っている姿は、誰かが見ています。担当者への配慮をしていたと受け取られ、好印象になり、必ず信頼に繋がっていきます。

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いかがでしたか?
企業に対して誠実な関心を寄せ、丁寧に準備を進め、配慮のある当日の行動をすることで、あなたの印象は格段にアップします。今回お伝えした3つのポイントに気をつけることで、企業からの信頼に繋がることでしょう。
あなた自身の未来のために、“面接前の準備とマナー”を大切にしていきませんか?

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表したい方のお役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#ソーシャルマナー #マナーインストラクター

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 森 みゆき

講師 森 みゆき blog

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