Menu ×

Manner Up Magazine > ビジネスマナー > 12月28日は大切な日?!今年を振り返り、新しい年までにしておきたいことは?
calender

12月28日は大切な日?!今年を振り返り、新しい年までにしておきたいことは?

2018/12/28


みなさん、こんにちは。
トップマナーOJTインストラクターの 東 節子です。

暮れも押し迫り、今年も残すところわずか3日あまりとなりました。今日28日は官公庁の「御用納め」、一年間の仕事納めの日と法律で定められています。
2018年は金曜日なので、一般の会社でも最終日のところが多いと思います。会社によっては、早めに仕事を切り上げ、すでに大掃除をしていらっしゃるかもしれませんね。

お正月の飾り付けは、末広がりで縁起がいい数字の8(八)が付く今日28日が良いとされています。
なぜなら、29日は二重苦、30日(旧暦)31日は大晦日の一夜飾りとなり、神様に失礼になると言われているからです。

本来は大安の日がベストだそうですが、今年は28日は「友引」、お正月の神様に来ていただくにはちょうど良いかもしれませんね。(大安は25日と31日です)。

お正月飾りについての詳細は、前回12月25日の記事をご覧ください。
>>>新年を迎える準備はできていますか? お正月飾りの選び方・楽しみ方

会社も自宅も、今日中に迎春の準備ができたらいいのですが、もし時間がなくても大丈夫です。実は、少しだけでも片づいたスペースがあればいいのです。

今回は、そんな28日の片づけを含めて、まだ会社に入って間もない方が今年中にしておきたいことを3点お伝えしたします。

デスクを片づけて鏡餅を置くと、歳神様が来てくださる?

お正月には、家族が元気にその年1年を過ごせることを約束してくれる神様の「歳神様」がいらっしゃるとされています。

門松やしめ縄を飾るのも、「歳神様」をお迎えする神聖な場所を表すためです。最初に門松に依りついた歳神様は、次に鏡餅に依り静まる(「依代(よりしろ)」にする)と言われています。

家庭では、床の間に大きな鏡餅、各部屋に小さい鏡餅を飾るのが一般的な方法です。歳神様を含む神様はすべて不浄な(=汚い)ものがお嫌いだそうです。乱れていて依代のないところには、歳神様も来てくださらないのだとか。

Kagami-mochi

子どもの頃、実家では親がお正月に「元気で賢い子になるから」と必ず兄弟の勉強机にひとつずつ御鏡を飾ってくれました。床の間や仏壇、神棚のものに比べて随分小さいお鏡でしたが、非常に嬉しかったのを覚えています。

効果のほどは、さておき…。いわれも聞いていたので、長年「歳神様が来てくださる」と思う気持ちだけでもプラスになっていたのではと思います。

ただ、もし今日できなかったら、30日か元旦の早朝でもいいという説もあるので、大丈夫です。少しでも、綺麗なスペースをつくり、鏡餅を置いてみてください。

1年間の名刺整理と人脈整理をしておきましょう。

社会人として働き始めてから、少しずついろいろな人と会い、いただいた名刺も増えてきたと思います。その中には今後ビジネスで関わり続ける人がたくさんいらっしゃるはずです。
知り合った方、お世話になった方など、それぞれ、いつ、どこで、どんな用件でお会いしたかをしっかり把握しておく必要があります。記憶が鮮明なうちに記録しておくのが一番ですが、もしまだ名刺入れに入っている名刺があったら、ぜひこの時期にきちんと整理しておきましょう。

名刺の整理は、そのまま人脈の整理になります。
若い頃、「はじめまして」とご挨拶をして名刺をお渡ししたところ、「〇〇でお会いしましたね。もういただきましたよ」と言われ、恥をかいたことがあります。
また、名刺交換から始まった人脈が20~30年続き、今でも仕事や趣味の誘いをいただくこともあり、嬉しく思います。

Name Cards

社会人として、人脈は今後の宝となるものです。名刺の整理ができていると、いざという時に頼れる人がすぐ見つかります。会ったことのある方に「はじめまして」という失敗もなくなりますね。

名刺管理は、スマホのアプリなどでも簡単にできるようになりました。今年の仕事の整理の一つとしてぜひしていただきたいと思います。
目の前の一枚の名刺が、あなたにとって生神様となるかもしれません。

来る年のために2018年を振り返るのは……、今です

来年を充実した年にするためにも、今年一年をゆっくり振り返りましょう。昨年立てた計画を振り返り、できた点とできなかった点を書き出してみましょう。
達成できたものは、どう頑張ったからできたのか、またできなかったのは、なぜできなかったのか、目標の立て方や目標値は適切であったか、などを振り返ります。

無理があったところを改善しなければ、また次も同じ結果になってしまいます。この振り返りをした後に、ゴールを明確にして、来年1年間の計画を立てましょう。

かつて仕事ができる職場の先輩に、「一日の終わりに5~10分くらいでいいからその日のことを振り返り、さらに翌日の計画の時間にあてるといい」と言われたことがあり、長年できるだけ実行するようにしています。
特に仕事が重なって余裕がない時こそ、その日できたことを思い出し、翌日することに優先順位を決めると、少しは落ち着いて眠れるような気がします。

1日の計画も、1年の計画も同じだと思います。
私は、毎年末に年越しそばを食べながら一年をゆっくり振り返り、新年に1つ少し大きな目標をたて、努力することをここ数年続けています。ちなみに、今年は初めて国家試験に挑戦しました。結果はともあれ……、努力したことは、褒めたいですし、毎年目標を立てるのが楽しみにもなっています(来年は再挑戦です)。

Plan the next year

今年のうちにしておきたいことを3つご紹介しましたが、いかがでしたか?
四季の行事が簡素化され、季節感も希薄になっている昨今、年末年始を普段と変わりなく過ごされる方もいらっしゃるかもしれません。でも、少し気持ちを切り替えて、一つの区切りと新しいスタートを今まで以上に感じていただけたらと思います。

今年は、ぜひ「デスクに鏡餅」で歳神様をお呼びください。

2018年2月6日に始まったJAMOI公認ウエブマガジン【Manner Up Magazine】、今日まで94回にわたり、さまざまなテーマで皆様にマナーをお伝えしてきました。
皆様のご愛読を心より感謝いたします。
新年は元旦にJAMOI 創設者 笹西真理 がご挨拶いたします。どうぞご期待ください。

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表すためのアイデアが詰まったウェブマガジンです。お役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#マナーインストラクターコース

日本マナーOJTインストラクター協会
トップマナーOJTインストラクター 東 節子

講師 blog

あなたにおすすめの記事