人づきあいが苦手な方は必見! 人と人とをつなぐ「挨拶の秘訣」とは?
2018/02/06
こんにちは。
マナーOJTインストラクターの森みゆきです。
「挨拶はしているけれど、何を話せばよいか迷ってしまう」、「初対面の人とでも、仲良く話せるようになりたい」、そんな気持ちを持っている方は意外と多くいらっしゃいます。
人と人とをつなぐ最初の行動は、挨拶から。この記事では、少し心がけるだけで関係が良くなる「挨拶の秘訣」をお伝えします。ちょっとしたコツを覚えて、人間関係を良くしてみませんか?
ポイントは「明るく朗らかに」「自分から積極的に」「オープンマインド」
挨拶をするときに、心がけていることはありますか? 私は「明るく朗らかに」「自分から積極的に」「オープンマインドで」を心がけています。
「明るく朗らかに」は、挨拶の基本とも言えることなので実践している方もきっと多いですね。
「自分から積極的に」はいかがでしょうか? タイミングを逃してしまうと、挨拶はしづらくなるもの。ためらわずに声が出るように、「自分から積極的に挨拶する」と決めて、挨拶をしてみましょう。
「オープンマインドで」は、聞きなれない方も多いのでは。
人は誰もが出会った瞬間、無意識に「この人はどんな方だろう?」と考え始め、第一印象から先入観を持ちます。でもそれは必ずしも正しいとは限りません。なぜなら、第一印象で上手く自分を表現できない方も世の中には大勢いるからです。
私は、今でこそマナー講師として「第一印象の大切さ」を日頃からお話していますが、昔はシャイなほうで、出会いの瞬間に良い印象を与えることができず、また、緊張しすぎて就職面接を失敗した苦い経験があります。そんな経験からも、「第一印象と中身が同じとは限らない!」と思うのです。
だからこそ、ナチュラルな状態で、
「相手に先入観を持たず、オープンマインドで挨拶しよう」
「目の前の方に対して、偏見なく親しい気持ちを持とう」
この2つのことを、私がサービス業をしているときから大切にしてきました。
「以心伝心」という言葉があるように、思いは伝わります。身近な人間関係だけでなく、お客様との心の距離を近くし、より良いサービスを提供するためにも、とても大切な秘訣です。
「挨拶+プラスαの言葉かけ」で、見えない距離を縮めるコツ
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
一般的な挨拶は、誰でも声に出されていると思います。では、「挨拶+プラスαの言葉かけ」はいかがでしょうか?
たとえば、
「おはようございます。だいぶ暖かくなりましたね」
「こんにちは。今日のお洋服とてもお似合いですね」
など、天気や気候、その人を認める言葉を加えます。「ちょっと恥ずかしい?」と思わずに、プラスαの言葉かけをしてみませんか?
「周囲の人が話しかけてくるようになりました」
「上司があだ名で呼んでくれるようになりました」
といった感想を、私がお教えするスクールの生徒さんから多数いただいています。是非実践してみてください。
必ずよい変化があなたの周りに起こり始めますよ。
「は」と「も」の使い方で、挨拶の印象が変わる
「今日は早いですね」
「今日も早いですね」
似ている言葉ですが、どちらの言葉をかけられた方が嬉しいですか?
きっと皆さん、「後者が嬉しい!」とおっしゃると思います。
私がオフィスでの仕事をしていたときに、毎日7:30に来て掃除をしている女性がいました。その方へ「おはようございます。今日も早いですね。いつも早くいらして、エントランスを拭いていただき、ありがとうございます」、こんな言葉かけをしたことがあります。その女性は、恥ずかしそうにしながらも、とっても喜んで下さいました。
同じ挨拶の言葉でも、「は」をつけるか、「も」をつけるかで、感じ方がガラッとかわります。
「今日はお綺麗ですね」「今日もお綺麗ですね」
せっかくならば、「も」を付けてみませんか? 何げない挨拶言葉一つでも、受ける印象は違うものです。
人と人とのお付き合いは、仕事上でも、プライベートでも必ずあります。
挨拶は、人間関係を築く上で必ず必要で、またどのような挨拶をするかで、その人から受ける印象は変わってきます。
あなたの素敵な個性を輝かせ、表現するために、今日の「挨拶の秘訣」をぜひ活かしてみてください。必ずあなたの周りに、よい変化が現われるはずです。
心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」。
思いやりの心を行動で表したい方のお役に立てれば幸いです。
マナーOJTインストラクター 森 みゆき
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