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誰かの大切なペットを可愛がりたいとき、気をつけたい3つのこと

2018/05/15


皆さん、こんにちは。
マナーOJTインストラクターの藤戸 晴菜です。

最近は陽も高くなり、本格的な夏の到来を感じますね。風が心地よく、散歩が楽しい季節です。
外を歩いていても、可愛らしいワンちゃんを連れてお散歩を楽しんでいる様子をよく見かけませんか?

今日は、人が飼っているペットとの接し方について改めて考えてみましょう。

触られるのはペットには恐怖かも? 必ず飼い主に一声かけて

愛らしいワンちゃんやネコちゃんを見ると、動物好きの方は思わず撫でたくなるもの。
ですが、ペットは飼い主からみるとわが子のようなものです。可愛いからといって、断りもなく触るのはやめましょう。

ペットも性格がさまざまあります。人懐こい子もいれば、人見知りの子もいます。
悪気はなくても、不用意に手を伸ばせば怖がらせてしまうことも……。
いくら可愛くても、相手は人間ではありません。牙は尖っているし、怖がらせて噛まれても、文句は言えないのです。

black dog smiling with it's teeths

私もサルーキーという大型犬を飼っています。
性格は大人しく、怒ることはまったくありませんが、その牙は鋭く、尖っていて非常に危険。幼犬のときは加減を知らないので、よく痛い思いをしたものです。

また、力もすごく強いです。
以前、母が私の代わりに散歩へ連れて行ってくれたのですが、他所のワンちゃんに驚いて突然走り出し、母はこけたまま引きずられました。腕を強く打ち、赤黒く内出血して、しばらく日々の生活にも苦労していました。

どれだけ見た目は可愛くても、怒らせたり、怖がらせれば、痛い目を見るのは人間のほうです。何が怒りや恐怖につながるかはわかりませんから、触る前には必ず飼い主に一声かけましょう。

犬に触るときは、まず臭いを嗅がせてから同じ目線で

ワンちゃんが非常に嫌う触り方があるのはご存知ですか?
それは頭上から突然撫でられること。

私たち人間でも同じことが言えますが、頭上は恐怖のゾーン。信頼していない人に急に頭上から触られるのは怖いものです。

big dog

触るときは極力視線を合わせて、まずは自分の手の匂いを嗅がせてからにします。
匂いを嗅ぐというのはワンちゃんにとっての挨拶です。匂いを嗅ぐのを嫌がる場合は、触られたくないと意思表示していることと同じなので、触ってはいけません。

匂いを嗅いで落ち着いていたら、頭からではなく、首や頬などからやさしく触れるようにしましょう。

勝手に食べ物はあげないで。犬にとって有害なものもあります

ジーっと可愛い目で見つめられると、ついつい食べ物をあげたくなることもありますね。けれども、ワンちゃんに何かあげたい場合は、必ず飼い主に許可を取りましょう。ワンちゃんの中には病気で食べ物の制限をしている場合もあるし、オーガニックなど厳選した食べ物しかあげない飼い主もいます。

French bulldog is sooooooo cute

それに、人間の食べ物は、ワンちゃんにとっては味が濃すぎるのでよくありません。ワンちゃん用のケーキやお惣菜は、必ず薄味で仕上げられています。

また、人間には何ともなくてもワンちゃんにとっては毒になるものもあります。代表的な食材が玉ねぎなどのネギ類。ワンちゃんに玉ねぎ入りのハンバーグをあげて具合が悪くなった、という例は少なくありません。

他にも、要注意の食べ物にチョコレートやキシリトール、鶏の骨などがあります。鶏の骨は、おなかの中で腸や胃を傷つけることがあります。中には命を落とすことも……。

ワンちゃんは飼い主にとっては大切な家族。傷つけないためにも、必ず飼い主に確認を取るようにしましょう。

いかがでしたか?
自分にとっては相手やペットへの好意でした行動が、知らず知らずのうちに相手を傷つける場合もあります。
飼い主も、ペットも、そして人のペットをかわいいと思える優しいあなたにとっても、みんなが心地よく触れ合うためのマナーを忘れずに。

マナーOJTインストラクター 藤戸 晴菜

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表したい方のお役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#ペットマナーインストラクター

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 藤戸 晴菜

講師藤戸blog

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