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子どものお友だちが遊びに来る!迎える親の心構えとは?

2018/08/21


みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクターの赤名 麻由子です。

夏休みもほぼ終わりに近くなりました。お休みの間、子どものお友だちが自宅に遊びに来た、宿題を自宅で一緒にやった、というお宅も多かったのではないでしょうか。

親と一緒の場合と違い、子どもだけで訪問を受けたときに「子どものマナーが気になる」「どう伝えるか悩む」ということはありませんでしたか?

今日は迎え入れる側の親として持っておきたい心構えをお伝えします。

“挨拶をしてから遊ぶ”ことを、まず自分の子どもに伝える

通常、来客があるときは、玄関のチャイムが鳴り、自分が迎えに行って招き入れる。そのときに挨拶を交わす、という流れがあると思います。

親がしっかり迎え入れる場合はいいのですが、“子どもだけで外で遊び、その流れで自宅に遊びに来て子ども部屋へ直接行ってしまった”“チャイムが鳴って子どもが迎えに行き、「〇〇ちゃん来たから部屋行くね」という言葉だけで顔も見ないまま部屋に行ってしまった”という経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。

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その場合は、遊びに来たお友だちが挨拶できないのではなく、自分の子が挨拶する機会を与えていないということになります。お友だちのほうから、「親に挨拶させて」という言葉も、なかなか出てこないもの。

自分の子と一緒に日頃からよく話し合い、「お友だちがお家に来たら、ママはお顔を見て挨拶がしたいから、必ずママのところに連れてきてね」などとルールにしておくと良いでしょう。

入ってほしくない部屋や時間の制限があるときは先に伝える

子どものお友だちが家に遊びに来たとき、“この部屋には入って欲しくない”“用があるので〇時までには終わらせて欲しい”ということがあったら先に伝え、子どもが納得・理解したことを確認してから遊ぶようにすると良いでしょう。
遊び始めてから「これから〇〇があるから、そろそろ終わりにして」「え~、これから〇〇しようと思っていた」ということがなくなります。

また、入って欲しくない部屋があったとき、「この部屋には(絶対)入っちゃダメよ」という言い方は、子どもの興味をかきたて、“見てみたい”という気持ちにさせることがあります。「遊ぶときはこの部屋を使ってね」という言い方で、遊んでいいスペースを伝えるだけのほうがいいでしょう。

最初に洗面所やお手洗いの場所も伝えておくと、「どこかな?」といって必要のない部屋のドアを開けることもなくなります。

お友だちが自宅に帰り着くまで見守ろう

時間になり「さようなら」「楽しかったね」で終わらせるのではなく、遊びに来たお友だちがきちんと自宅まで帰れるよう気を配りましょう。まだ小さいうちや、家が近ければ自宅まで送るのが安心です。

そこまではできないというときでも、お友だちの親に「今家を出ました」と連絡し、楽しく遊んだ様子を伝えるだけでも親は安心するものです。

このご時世、どんな思いもよらない出来事が起こるか分かりません。親として、大人として、子どもを守る責任があります。お友だちが無事に自宅にたどり着いてこそ、楽しい思い出だったと言えますね。

子どもにとって自宅でお友だちと遊べるのは嬉しいこと。喜ぶ子どもの顔を見るのは、親としても嬉しいことです。日頃のお友だちとの関わり方も垣間見ることができますね。

Mom, listen to me!

一方で、「遊びに来た子のマナーが悪くて困った」という話も耳にします。
目に余るときには注意を促しますが、その前に、自分の子どもと「お友だちが来たときにはこうするのがこのお家のお約束」ということを話し合っておくと良いでしょう。

子どもがきちんと理解できれば、親が注意をする前に子ども同士で解決できることも増えますよ。

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このマナーについては、#キッズマナー

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 赤名 麻由子

講師赤名 blog

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