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メイクをされる女性の写真

デパートコスメのカウンターデビュー!プロのアドバイスを賢く活かす3つのポイント

2020/03/27


みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクターの前澤暢子です。

春は、出会いの季節です。
第一印象を大きく左右する、メイク(化粧)をブラッシュアップしませんか?

第一印象について、JAMOIの、ソーシャルマナー3級・2級・1級では、「瞬間印象」「本質印象」の2つをお伝えしています。
瞬間印象のパッと見は『83%』と、視覚情報が大きな割合を占めているのです。

自分の良さが現れるメイク術をプロから学べる機会の一つとして、デパートコスメのカウンターがおすすめです。
最近ではデパートコスメとも言われますね。
とはいえ、「デパートの化粧品売り場は、敷居が高い」「デパートだと絶対買わないといけないかも…」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

ご心配なさらないで、そんなことはありません。ご自身で敷居を低くすれば良いのです。
心配よりも、BA(ビューティー アドバイザー)に相談、アドバイスをもらうことによって、新しい貴女を見つけることを楽しみましょう。

わからないこと、知りたいことは素直に尋ねる

BAさんは接客のプロでもあります。初めてメイクカウンターにいらしたであろうお客様は、だいたいお分かりになるそうです。
「伺うのは初めてです」「予算的に○○くらいです」など、初めに情報を伝えると、寄り添うサービスを心がけてくれます。プロの接客は、初心者にやさしく、おもてなしのマナーを感じることでしょう。 

パフでメイクする女性の写真

有名コスメブランドのBAさんに伺ったところ、ご自身のコスメデビューの体験談を話してくださいました。
初めてデパートで化粧品売り場をのぞき、コスメカウンターに座ったとき、ドキドキして上手く要望を伝えられなかった。
そのときの担当のBAさんは、リラックスできるゆっくりとした話し方で、答えやすい質問をしてくれたそう。緊張感が薄れ、心地よい空間になったそうです。
BAさんの対応に多くの感動があり、彼女は美容部員の道を進んだそうです。

「前澤さん、メイクカウンターを利用しないのはもったいないと思います。聞かれたら、お伝えできることはたくさんあるのです。敷居が高いと思い込まないでほしいです」。そのように話してくださいました。

学生の時、寮の友人たちと新宿のデパートでメイクカウンターデビューをした日を良く覚えています。
幼い顔が、女子大生の趣になっていく。BAさんに、アイテムの名前から順に教えていただいたこと。
「いつでも、ポイントをお伝えできますから、いらしてね」。私が、化粧品の知識が無いことを伝えると、少しでもたくさん伝えようとしてくださる温かさに感動したものです。

自分の好み、イメージは具体的に伝える

イメージを伝えるのは、難しいものです。
具体的に、“タレントの~~さん風”“キャリアウーマンの風格を出したい”“親友の結婚式に出席するので、華やかで上品な雰囲気に”“婚活パーティーに参加するときのメイク”など、伝わる言い方をすることによって的確なアドバイスをもらえます。

お洋服と同じで、メイクもその場に合うお着替えが必要ですね。ほとんどの皆様が携帯電話をお持ちと存じますが、お願いすると、写真を撮って顔映りのチェックをさせてくれるところも増えてきました。

メイクパレットと化粧道具

私自身はこのような経験があります。
妹の結婚式に参列するにあたり、和服に合わせたメイク、口紅の色のアドバイスをいただきました。自分では決して選ばない色でしたが、大変好評で、顔色も明るく見えました。
プロのアドバイスは凄い! 素直にアドバイスを受け入れるのは、心も晴やかになります。

実際にメイクして試し、お気に入りのブランドを見つける

デパートコスメのメイクカウンターは、多くのブランドが揃っているため、多くを試すことができます。必ずしも同じブランドで統一するのが、良いわけではありません。

プロの目から見た肌色に似合う色、シチュエーションに合わせた色の濃さも、アドバイスしていただきましょう。
日中は自然光を意識したナチュラルな印象のメイクでも、夜は照明が薄暗くなりますから、アイメイクを変えるだけでも印象が変わります。
BAの方にメイクをしていただき、ブランドによる色の違いを体験して、自分の肌色に合う色、相性の良いブランドを見つけてみてはいかがでしょう。

シーズンの流行色や、年齢、職種によって、コスメのブランドの好みも変わります。
「~~のブランドのアイシャドウも気になり、試してみたいです」と、BAさんに素直にお伝えしましょう。
「ぜひ、お試しになっていらしてください。~~さん(ブランド)の口紅の新色もぜひお試しになるのをおすすめします」、このようなお返事が返ってくるでしょう。

メイクをされる女性の写真

自分の肌と相性の良いものがわかるまで、時間を要する方もいらっしゃるかもしれません。私自身も、チークと口紅には、時間を要しました。
前職の客室乗務員であったころ、機内では、口紅の色で大きく顔色のイメージが左右されました。薄暗いため、赤、朱色に近いほうが明るく健康に見えるのです。
そこで、昼間のフライト、夜間でのフライトでは、口紅の色を変えていました。このときも、さまざまなブランドの口紅を試すことで、自分の唇の色に合うものがわかった覚えがあります。

メイクパレットとティアラ、化粧筆などの写真

デパートコスメの売り場は敷居が高い。何か絶対買わないといけない!と思い込んでいる方も多いでしょう。
実際メイクカウンターで試して、購入する方は2割いらっしゃらないと教えてくださったコスメブランドの方がいらっしゃいました(2019年10月仙台にて)。

BAはお客様の年代、ご様子を踏まえ、無理強いはしません。もし、強引さを感じましたら「数日考えてみます、たくさん教えていただきありがとうございます。~~の使い方はぜひやってみます」と優しい笑顔でお伝えください。

検討してみて購入したいと思ったら、「先日教えていただいたやり方でメイクしたら、『表情が豊かになったね』と言われました。ありがとうございました」などと一言添え、思いっきりの笑顔で購入しましょう。
購入しない場合も、同じようにお礼を伝え、「新色が出たころに、また伺います」とお伝えするだけで、お化粧品のフロアーを気持ちよく歩けます。

素直に聞き、教えてもらえる「マナー美人」を目指しましょう。

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表すためのアイデアが詰まったウェブマガジンです。お役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#ソーシャルマナー3級・2級・1級

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター
キッズマナーインストラクター 前澤暢子

講師前澤blog

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