Menu ×

Manner Up Magazine > ビジネスマナー > 三密を避けられるホテルラウンジで エレガントに出来る女性を演出しましょう。
高級ホテルで信頼できる女性を演出しようのイメージ写真

三密を避けられるホテルラウンジで エレガントに出来る女性を演出しましょう。

2020/08/21


みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクター・キッズマナーインストラクターの前澤 暢子(マエザワ マサコ)です。皆さんはホテルのラウンジをどの様な時、ご使用になりますか?広い空間でリラックスし、いつもと少し違う特別感を楽しみたいときにお使いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ホテルのラウンジを待ち合わせ、お茶や食事等にご利用なさる方も多いとおもいます。街中のカフェとは違い、忙しい日常を忘れることが出来る優雅な気分を楽しめる空間です。また大事なクライアント様との打ち合わせ、商談ではホテルでの落ち着いた空間が、相手に信頼感を与えるきっかけにもなると言われています。比較的ゆったりすごせるホテルラウンジを選べば三密も避けられるので安心できますね。静かな雰囲気のところが多いので打ち合わせ以外にも、お一人でじっくりと効率よく創作活動をするには集中しやすい環境かもしれません。ホテルラウンジを使用する際、気を付けておきたいマナー。サービスの受け方もエレガントに。一定の品格を求められる場所である意識を持ちたいですね。信頼を与える場に相応しいあなたをイメージしましょう 服装や持ち物に気をつけましょう。相手への思いやり、おもてなしの気持ちが伝わりやすいポイントを3つお伝えします。

ご一緒する方に恥をかかせない 思いやりもマナーです。

ホテルに訪れるみなさんは、足下にもエレガントを意識していらっしゃる方が多いと思います。足下の見た目とともに意識いただきたいのが、音。
ヒールでの靴音は、意識なさってますか?

ホテルには、大理石張りのところが多く、靴音、ハイヒールの音はとてもよく響きます。金属音の「カチカチッ」という音で、ヒールの破損に気が付くのではなく、日頃より靴底の減り具合、滑り止めを付けた方が良いかを確認するのはとても大切です。手入れの行き届いた靴は好感をもたれるアイテムの一つでもありますから、上から見える部分だけでなく、音にも注意を払いましょう。

ホテルはエントランスから別世界

またソファーや椅子に腰かけた時に膝が出ないスカート丈も意識しましょう。
少し膝が出てしまう時には、ストールや、ハンカチを用意しておくことをお勧めします。

ドレスコードに『スマートカジュアル』を掲げているホテルもあります。フォーマルほど堅苦しくなく、カジュアルすぎないという意味です。しっかりとした定義が決まっていないのでかえって不安に思う方も多いかもしれませんね。スマートカジュアルでは、きちんと感がある、女子アナのようなイメージをもって、エレガントな装いを選びましょう。

私は若い頃、人気のある都内のホテルで待ち合わせをしたとき、駅に向かって歩いていてハイヒールの靴音が変わったことに気づきました。確かめたところ、かかとが壊れていて、慌てて靴を履き替えに行った、という苦い経験があります。そのままのハイヒールでホテルのラウンジを歩いていたら恥ずかしくてたまらなかったことでしょう。その当時はハイヒールで走れる体力がありましたので、ヒールの減りも早かったようです。
騒々しい靴で行ってしまい、ご一緒した方に恥をかかせない。それも相手への思いやり、おもてなしのマナーですね。

先方を待つ間も学びの時間 テーブルマナーやプロの所作に学びましょう

ホテルの方のサービスはとてもスマートです。エレガントにサービスを受ける良い機会と思ってはいかがでしょう。いつもと少し違う優雅な空間には、サービスやマナーに興味のあるみなさんには、学べるポイントが多くみられます。

例えばお紅茶のセッティング、ティーポットの位置一つとっても「こういう風に、コーディネートするのね。セッティングはこうなるのね」と勉強になります。
セッティングも学べるホテルのラウンジ
また、ホテルのラウンジは、コーヒーのおかわりを自由に出来るところも、お勧めです。
相手のために、自分のために、『おかわり』を依頼するときの所作も気を付けましょう。
おかわりをお願いする際は、声を出すのではなく、指を揃えた手のひらを正面に向けて、バストラインのあたりでサインを送りましょう。その際、手のひらが、あなたの顎のラインより上に出ない範囲で、また、あまり体から離れすぎないように、手を伸ばしたり、大きく振ったりはしないように気を付けましょう。

所作はゆっくり目に行うことにより、エレガントな印象を醸し出せます。

また、コーヒーをついで貰う際も、さりげなくホテルパーソンの所作に学びましょう。エレガントなプロの所作を間近に見学できるのは、楽しみの一つにもなりますよ。

丁寧な言葉がけをされたときには、サービスに対する感謝の気持ちをこめて、アイコンタクトの笑顔と共に「ありがとうございます」「ありがとう」と自然に言えるようになりましょう。
丁寧な言葉がけには、丁寧な言葉で返したくなりますね。満足のいくサービスを受けた際のお礼に、「すみません」は、ひかえたいものです。

信頼感・親近感を得るためのポイント 堂々とした立ち居振る舞いを心がけましょう

ホテルラウンジ利用の最大の目的は、商談の成功ですね。そのために、ぜひ意識していただきたいのは、エレガントな立ち居振る舞いと、相手に親近感を覚えてもらうためのコツです。

ホテルラウンジでクライアント様との打ち合わせ、商談は、騒がしい場所での打ち合わせよりも比較的、『大事にされている』という印象を与えられるといいます。

ホテルのラウンジは一般的に、予約が出来ます。
予約しておくと、ラウンジ入り口での応対の際に名前を呼んでいただけます。お席までの案内もスムーズに行っていただけることで特別感を演出できます。

そうしたホテルパーソンからの接遇に加え、あなた自身の工夫も必要です。もし先方の好みなどを事前に把握していれば、例えば「コーヒーにはクリームをお好みでしたね」と、以前お会いしたときの記憶を活かしてください。相手(あなた)が自分(大切なクライアント)に興味をもってくれている!ということに気づくと、より親しみを覚えやすくなります。
高級ホテルで信頼できる女性を演出しようのイメージ写真
ホテルのラウンジで堂々と振る舞い、相手のことも細やかに覚えている。そうしたあなたの堂々とした姿と気配りそれに、大事に思ってくれているという良い印象を与えることが出来ます。

ホテルラウンジは、商談で利用するほかにも、プライベートでパートナーと、待ち合わせ、集中して創作活動にあたるなど、あらゆるシーンで利用できます。
ラグジュアリーなホテルも増え、日常と違った空間を楽しむのは、新鮮な気持ちになりますね。ホテルラウンジでサービスを受ける際、身のこなしに丁寧さが備わり、ご自身の品格が更に磨かれますね。楽しみながら身につくマナーを間近に学べるシーンと捉え積極的に利用してみてください。

ステイホームでおうち時間が長くなっている方も、三密を避けて、エレガントマナーを学べるホテルラウンジを存分にお楽しみください。

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表すためのアイデアが詰まったウェブマガジンです。お役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#ソーシャルマナー

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 前澤暢子

講師前澤暢子blog

あなたにおすすめの記事