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ハンドドリップでコーヒーを入れる女性の画像

夫に「今日のコーヒー、いつもと違うね」と言われるには?これだけはこだわってほしい3つのポイント。

2021/10/01


みなさんこんにちは。
マナーOJTインストラクターの安徳 美妙です。

日本茶、紅茶などと並んでお家でのリラックスタイムに欠かせないのがコーヒーですね。
New Innovationsが、20代から50代の男女304名に行ったアンケートによると、8割の人がコーヒーを家で飲む習慣があるそうです。
コロナ禍におうち時間が増えたことで、コーヒーを飲む頻度が増えたと答えた人は37%を超えたそうです。
2020年版 コーヒー事情に関する調査レポート|株式会社New Innovations

カフェに出かけるのも気を使ってしまう昨今。
お家でも上質なカフェタイムを楽しめるとよいですね。

折しも10月1日はコーヒーの日。
10月1日は、国際協定によりコーヒーの新年度が始まる日です。
“今年度”は、ワンランク上のこだわりコーヒータイムを楽しんでみませんか?

「コーヒー豆はお値段が高い方が美味しいの?」
「開封後はお早めに、の“お早め”ってどれくらいの期間?」
知っているようで知らないコーヒーにまつわる素朴な疑問、ありますよね。

このコラムでは、コーヒー専門商社に勤めた経験もあるマナー講師の安徳美妙がプロの目線で見極める、コーヒーの選び方についてお伝えします。
お家カフェの満足度を上げるために、最低限ここだけはこだわって欲しい!
ポイントは3つです。

○○産100%を買えば間違いない?!あなた好みのコーヒー豆を見つけるポイント

○○産100%、と聞くとインパクトがあり、なんだかとても美味しそうな気がしますね。

では、産地を限って100%ピュアなものを購入すれば満足度がものすごく高まるのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。

コーヒーのような嗜好品は、人によって好みがそれぞれ分かれます。
すっきりと爽やかな味わいが好きな人もいれば、しっかりとした重ための味が好みの方もいらっしゃいます。

コーヒー豆は、コーヒーチェリーという果実の種を加工して作られます。
日本のさくらんぼとアメリカンチェリーでは風味がことなるように、コーヒー豆も産地によってそれぞれ個性があります。
コーヒー豆の写真
また、コーヒーの種類で『ストレートコーヒー』や『ブレンドコーヒー』という言葉を聞かれたことがある方も多いと思います。

ストレートコーヒーとは、特定の産地の豆100%で淹れたコーヒーのこと。
ブレンドコーヒーとは、複数の産地の豆をブレンドして淹れたコーヒーのことです。

○○産100%のストレートコーヒーとは、その産地の個性がよくも悪くも強く表れます。

あなたの好みに合えば最高!ですが、そうでない場合は、「個性的な味だな…、うん。」となってしまうことにも!
産地の個性が自分の好みかどうかを把握している方は、意外と少ないかもしれませんね。

また、産地が限定されている分、ストレートコーヒーは値段も高めになります。

ストレートコーヒーに対し、ブレンドコーヒーは、「こういう味わいのコーヒーにしよう!」というコンセプトのもと、複数の産地の豆を組み合わせ、バランスよく仕上げています。

値段もストレートコーヒーに比べると手頃なものが多いので、ブレンドコーヒーは普段飲みにオススメです。

いろいろなお店が、それぞれのこだわりのもとブレンドを行っています。

お店の方に相談するには、まず、あなた自身の好みをキーワードに落とし込んみましょう。
コーヒーの味わいについて説明する言葉を参考に、“優しい口当たり”や“コクがある”、“カフェオレ向き”など。
あなたが美味しい!飲みたい、欲しいと思う味わいをあらわす言葉をみつけたら、その『キーワード』でもって、お店の人に相談してみましょう。

陳列や説明に力を入れているお店ならPOPの説明書きなどからでも、あなた好みのコーヒーを見つけられると思います。

私が個人的に好きなコーヒーの産地は『ケニア』です。
ケニアの豆は、華やかな香りでしっかりとしたボディの奥に酸味、そして甘味も感じられます。

コーヒーにも「旬」があります。
絶好の時期に収穫されたコーヒーは、よりはっきりと個性が表れます。

普段はブレンドで!
旬の時期にはストレートで。
好みにあった産地の、旬の豆で淹れたコーヒーなら、お値段以上に贅沢なひとときを味わえます♪

豆?粉?買うならどっち? コーヒーの買い方と保管のポイント

買ったばかりのコーヒーの封を開けたとき、とってもいい香りがしますね。

でも封を開けてから日が経つと、香りは弱くなります。
一週間以上時間が経つと、あまり心地よくない香りに変化してしまいます。

これは、コーヒーが空気と触れ酸化してしまうからなのです。

変化するのは香りだけではありません。
味わいも酸化によって変化、劣化してしまいます。

つまりコーヒーを美味しく楽しむためには『鮮度』がとっても大事なのです。

では、豆と粉、どちらの状態が鮮度を保ちやすいでしょう?
コーヒー 豆と粉を比較した写真
正解は、豆です。

豆の方が、空気と触れ合う表面積が少ないため、劣化するのにやや時間がかかると覚えておくとよいでしょう。

ご自宅にコーヒーミルがない、飲むたびに毎回挽くのは面倒だわという理由から『粉』を購入される方もいらっしゃいます。
もちろんそれもOKです。
しかしその場合は、短い期間で使い切ることをお勧めします。

スーパー等で販売されている真空パックになっている製品は、未開封だとある程度鮮度を保つ工夫がされています。

それでもやはり、開けたての香りと味を満喫するためには開封後、早めに飲みきるのがオススメです。
長くとも1ヶ月。
それ以内を目安に飲みきりましょう。

コーヒーの香り、味わいを保つためには保管方法も大切なポイントです。
周囲の匂いを吸収しやすい性質があるので、密閉性の高い容器で保管しましょう。
劣化の原因となる熱や光を避けるために、冷蔵庫での保管が推奨されています。

これは私個人の考えではありますが、コーヒーは鮮度が命!
豆の高級さよりも、こだわるべきは鮮度!と思っています。

購入する際には回転のよいお店(商品がよく動いているお店)を選ぶのも鮮度の高いコーヒーを買うためのポイントです。

どうすれば美味しくなる? 外したくない淹れ方のポイント

みなさんは、コーヒーをどのように淹れていますか?

コーヒーメーカーや、一杯ずつ楽しめるハンドドリップなどが主流になっているかと思います。

私はコーヒーメーカーを使っています。
「コーヒーメーカーで入れているよ」というと、私がコーヒーの仕事をしていたことを知っている人には「え?ハンドドリップじゃないの?」と驚かれることがあります。

ハンドドリップ=本格的というイメージがあるようですね。

確かに、ハンドドリップで淹れるとコーヒーの美味しさをきちんと引き出せます。
但しそれには『正しい方法で丁寧に淹れたら』という条件がつきます。

口先の細いポットで少しずつ円を描きながらお湯を注ぐ。
蒸らしつつ一定の速度で淹れるというのは、実は大変高度なテクニックと経験が成功のカギとなります。

セミナーなどでプロから正しい方法を習い、何度も繰り返し淹れることでテクニックを身に付け、ようやく…!
ハンドドリップには、実はそれくらい高度な技が必要とされます。

そこまでの域を目指すのも素敵ですが…!
私は、仕上がりが安定しているコーヒーメーカーを使います。
コーヒーメーカーなら、ミル付きの機種もありますし、好みに合わせて蒸らし時間を調整することも可能です。
夏にアイスコーヒーを作るときや、来客時など一度に淹れられる量が多いというメリットもあります。

私もハンドドリップの器具を一応持っていて、ごくたまにですが、心を落ち着けたい時などにハンドドリップをすることもあります。

心静かにコーヒーを淹れる時間。それそのものが心身のリフレッシュになりますよね。

朝の忙しいときにはコーヒーメーカーで。
休日のリラックスタイムにはハンドドリップで。
淹れたてのコーヒーを家族にふるまう。

目的と時間的な余裕でもって使い分けることで、特別な時間を過ごす。
日々の暮らしにメリハリが出て良いですよ。
スイーツとコーヒーの写真
これから寒くなり、ますますコーヒーが美味しくなる季節。
産地、鮮度、淹れ方の3つのポイントを意識して、コーヒーを楽しんでください。

いつもと一味違うあなたのコーヒーに『あれ?今日のコーヒーどうしたの?』と、家族の方に言われるかもしれませんよ。

美味しいスイーツをテイクアウトして、淹れたてのコーヒーをこだわりのカップで楽しめば、お家カフェが素敵な時間になります。
休日や、リモートワークのリフレッシュに。
こだわりのコーヒーはおすすめです♪

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マナーOJTインストラクター 安徳 美妙

講師 安徳 blog

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