ブライダルシーズン到来! 好感を持たれる、愛されスピーカーになれる3つのポイント
2018/06/26
みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJT インストラクターの保田 沙矢香(やすだ さやか)です。
みなさんは、結婚式でスピーチをした経験はありますか?
まさに依頼を受けたところで、「何を話したらいいかわからない。どうしよう!」、そんなふうに思っている方もいるのではないでしょうか?
話す内容も大切ですが、まずは基本を心得たうえで、内容を考えてみてくださいね。
今回は、シニアマナーOJTインストラクターであり、これまで1000件以上の披露宴やパーティーに携わってきた現役ブライダル司会者の立場で、結婚式で愛されスピーカーになるための3つのポイントをお伝えいたします。
長すぎるスピーチはご法度!着席していただくことも忘れないで
「スピーチは何分くらいが目安ですか?」と、尋ねられることがあります。
目安は、3~5分です。素晴らしいスピーチをされる方は、ほぼ3~5分で話をされています。
たとえ内容が良くても、スピーチが10分を超えてくると、「ほかのゲストの表情が気になって見ていられない!!」ということもありました。
これまで、私が携わった披露宴の中で、お一人でスピーチされた方の最高記録は、25分でした。「え!?25分?!!」と、ビックリされた方も多いのではないでしょうか?
さらに、その方は主賓でしたので、お料理が運ばれてくる前のスピーチでしたから、ゲストの方々は、お腹がペコペコ。あくびをされたり、早く終わらないかなーというような表情で、ボーっと下を向いている方も、たくさんいらっしゃいました。
新郎新婦のためにいろいろと考えてきてくださったことは、大変ありがたいことなのです。それでも、自分の話に夢中になるのではなく、どんなに長くても10分以内に収めましょう。
特に、主賓祝辞を依頼された時は、新郎新婦やお父様お母様がご起立されることが多いので、「どうぞご着席くださいませ」と座っていただいてから、本題へ入ると丁寧です。
結婚式にたくさん招待されていて、慣れていそうな肩書をお持ちの方でも、「座っていただく」ということを忘れていらっしゃる方が、何人もいらっしゃいました。
ここは、おさえておきたいポイントのひとつですね。
緊張するのは当たり前。紙を見ながらのスピーチでも大丈夫
結婚式では、たくさんのゲストがいらっしゃり、会場は非日常でラグジュアリーな空間が多いです。日頃はお話し上手でも、いざマイクの前に立つと、緊張して何を話しているのか自分でも分からなくなってしまうという経験をされた方もいるのではないでしょうか?
「少し緊張していますが、頑張ります!」と、まるで自分のハードルを下げるかのように、言葉に出される方をよくお見かけします。人前で話すということは緊張するものですから、わざわざ伝える必要はないでしょう。
まずは、招待された感謝の気持ちからお伝えするとスマートですね。
「頭が真っ白になってしまいました!」と言って、ほとんど話せないまま終了してしまった方も多数います。「慣れているから大丈夫!」と思っている方ほど、陥りやすい失敗です。
万が一のために、原稿をポケットに入れておいたり、初めから原稿を見ながら話すことも失礼ではありません。「へへへ」と笑ってごまかし、1分で終了するほうが失礼ですね。
原稿を見る際は、紙だけではなく、新郎新婦やゲストに視線を向けることも忘れないでくださいね。原稿に集中すると棒読みになりやすく、気持ちも伝わりにくいです。
「あ~」「え~」「まぁ~」「あの~」などの癖に注意
自分の知らないうちに、癖になってしまっている言葉や言い方はありませんか?
「あ~~」「え~~」「まぁ~~」「あの~~」などと、よく使っていないでしょうか?
結婚式のスピーチでも、よく話し癖がある方をお見かけします。
どれだけ良いお話でも、話し方の癖が気になってくると「その言葉しか頭に入ってこない!」と思われることもあります。
話し癖は無意識に出てしまうものなので、なかなか自分では気づけないもの。心配なかたは、一度、ご自分のスピーチを録音して聞いてみることをオススメします。
まずは、気づくことが大切です。
いかがでしたか?
話の内容も大切ですが、話し出す前に心得ていただきたい「愛されスピーカーになるための基本の3つのポイント」をお伝えさせていただきました。
続編として、愛されスピーカーになるための「話の内容3つのポイント」も、WEBマガジンの中でお伝えしたいと思っています。
気になる方は、WEBマガジンを引き続きチェックしてみてくださいね♪
大切な 「あのかた」 の結婚式で、心からの祝福の想いを 「あなたらしい言葉」で伝えてみてくださいね。大好きな「あのかた」の特別な1日が、「あなたのスピーチ」で、より一層キラキラと輝きますように♪
心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップ マガジン)」
思いやりの心を行動で表したい方の お役に立てれば幸いです。
このマナーについては、#マナーインストラクター #マナーコース
日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 保田 沙矢香
講師 保田 沙矢香ブログ