Menu ×

Manner Up Magazine > コミュニケーションマナー > 「目配り」「気配り」「心配り」の意味の違いを知って、魅力あるマナー美人になろう!
ハートの形に並べたお花

「目配り」「気配り」「心配り」の意味の違いを知って、魅力あるマナー美人になろう!

2019/11/08


みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクターの大縣 真弓です。

「目配り・気配り・心配り」の三配りは、サービス業はもちろんのこと、仕事には欠かせない要素の一つです。
日常でもこの三配りができる人になれば、周りからの評価もグッとアップし、あなたの魅力がより伝わるようになりますよ。

細かなところまで気づく「目配り」

レストランでメニューから顔を上げると、スタッフの人がすぐに来てくれると嬉しいですよね。これは、スタッフがあなたのことを注意深く観察していたからできることです。こういった行動を「目配りができる」と言います。

目配りとは、「いろいろなところに、注意を行き届かせること」です。そのためには、広い視野を持って、細かい点まで気づくことが必要です。

目配りができる人は、常に顔を上げて周りを注意深く見ています。だから、誰よりも真っ先に気づくことができるわけで、ぼーっと見ているだけでは目配りとは言えません。
また、誰しも物事に集中すると、視界はすごく狭くなり、注意深く見ることができなくなります。

レストランでオーダーをするとき、顔を上げてキョロキョロと周りを見渡し、アピールしているのに、近くにいるスタッフの人に気づかれなかった経験はありませんか?
これは、スタッフが次の目的に集中して、周囲への目配りができていないときです。
ただ、見るだけでなく周囲を注意深く見ることが目配り上手になるポイントです。

ハートを運ぶダットサン

ある先輩講師の研修を見学に行ったときの話です。

大勢の受講者がいる中で、受講者の反応に気づくのが上手く、腕をさする様子を見たら、「寒い?」と声をかけたり、何か言いたそうで挙手しかけてやめる人がいると、そばまで行って「どうしたの?」と、問いかけをしていました。

何気なく見ていると見落としてしまう、些細な行動や変化にもいち早く気づき、「360度視界があるのかな?」と思うほど、本当に目配りが行き届いていました。その反応に気づかれた受講者は、自然と笑みがこぼれていたのが、印象深く記憶に残りました。講師としての「目配り」の大切さを実感しました。

少し先を考える「気配り」

あなたが次に手に取ろうとするものを、相手が先に気づいて、渡された経験はありませんか? これが、「気配り」です。
気配りとは、「あれこれ気を使うこと。思いやり」です。

たとえば、紅茶が出てきたら、シュガーポットを取りやすいように出してあげる。このように、相手が次にどのような行動をするのかを察知し、行動することが気配りです。
まずは、「自分だったら次にどのような行動をするかな?」と考え、それを行動に移すことが、気配り上手の第一歩になります。
日常であれば、相手が持ちやすいように手提げ袋の持ち手を相手の方に差し出したり、お客様が帰るときに靴が履きやすいように揃えておくのも気配りですね。

アフタヌーンティーセレモニーセット

新入社員のときは、次に何をしたらいいのかを考えず、ボーっとしていたら、「これをしたら、次はこれを準備するんでしょう!」と、よく先輩から怒られていました。気配りのできない社員でした。
気配り上手になるためには、仕事はもちろん日常の生活でも、“ほんの少し先の未来”を想像して行動すると良いですよ。

感動を与える「心配り」

心配りの言葉の意味は、「あれこれと気をつかうこと。心づかい。配慮」です。
心配りと気配りはよく似ていますが、視点が違います。相手の立場になって考えて行動するのが、「心配り」です。
心配りができると、相手に感動を与えることができます。

気配りは、自分の立ち場で考えて行動しますが、心配りは、相手を思い、何をしてあげたら喜ぶのかなど、相手の心に寄り添い行動すること。気配りよりも、さらに相手のことを思って行動することです。

とはいえ、相手の気持ちがわからないなんてこともありますよね。
その場合は、「何かお困りですか?」「お探ししましょうか?」「お手伝いしましょうか?」など、場面に合った声かけをしましょう。そうすることで、相手が何を必要としているかを知るきっかけになります。
たとえ助けが必要でない場面でも、声をかけてもらうだけで、相手は嬉しい気持ちになりますよ。

ハートの形に並べたお花

以前、東京ディズニーランドに行ったときの話です。
バケツに入ったポップコーンをすべてこぼしたお子様がいました。しょんぼりしているお子様に、居合わせたキャストの方が「これ貸してくれるかな?」と言ってポップコーンのバケツを持っていきました。
しばらくして戻ってくると、空のバケツにはポップコーンが! 「どうぞ」と笑顔で渡していました。お子様やそのご家族はもちろんですが、こちらまで笑顔になり、周囲からも自然と拍手が湧きました。
相手が笑顔になることを想像して、行動したり声をかけたり、「心配り」をすることが、相手の心に響き、そして周りにも感動を与える良いエピソードだと思います。

お友だちの様子が、いつもと違うと気づくのが「目配り」。
何かあったのかと話を聞いて共感するのが「気配り」。
相手の立場になって苦しみや喜びを分かち合えるようになるのが「心配り」です。

「目配り・気配り・心配り」の三配りができるようになると、周囲から魅力ある素敵な女性と思われるようになりますよ。
まずは、視線を広げて周りを注意深く見るところから始めてみるといいですね。

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表すためのアイデアが詰まったウェブマガジンです。お役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#マナーOJTインストラクター

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 大縣 真弓

講師大縣 blog

あなたにおすすめの記事