夏祭りを素敵な思い出に!お子様と約束したい、お祭りに出かける時のマナー
2018/07/27
みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクターの前澤暢子(マエザワ マサコ)です。
日本の夏祭り・盆まつりはとても楽しいもの。ご近所や旅行先、帰省先などでお祭りに参加して、お子様の記憶に残る、楽しい思い出づくりをしたいものです。
今日は、お子様とお祭りを楽しむときに気をつけたいマナーとお子様との約束事を3つのポイントにまとめました。
お祭りが生まれた由来や意味を伝えよう
夏祭りや盆まつりの意味をご存知ですか?
夏祭りはこの半年の「無病息災」であった感謝と祝い、災いが起きないように「鎮魂」の意味があります。盆まつりは、日本古来の鎮魂のための先祖祭りです。
この機会に由来や意味を知って、お出かけの準備をしながら、その意味をお子様にもわかりやすくお伝え下さい。
ご先祖様への感謝の気持ちを家族でお話しする、よい機会にもなるのではないでしょうか。
迷子対策として、お出かけ前に“お約束”を
お祭りは大勢の人が行き交う場です。「迷子になってしまうかも?」という心配もありますね。
万が一迷子になってしまったときの備えをして、お子様とのお約束事を決めておきましょう。
万が一、迷子になってしまったときのために、保護者とお子様の、洋服の色や目印となる帽子、髪飾り、リュックなどを言葉で説明できるように確認しておきましょう。
また、お子様には、保護者の連絡先、携帯番号を書いた迷子カードをもたせましょう。
人目につかないリュックの内ポケットなどに迷子カードをつけて、「迷子になったら係の人に見せてね」と教えておくと、連絡先の情報も守られます。
夏祭りの会場に着いたら、係員のいる受付をお子様と一緒に確認するのをお勧めします。困った時に助けを求めることができる係の人の制服、腕章なども、このときに確認しましょう。
迷子になってしまった場合、どこに行けばよいか、話し合って決めておくと安心ですね。
お祭りの会場では、手と目の確認を忘れずに
混雑した場所では手をつないで、離れないようにしましょう。小さなお子様の場合は、人混みを抜けるまでは抱っこしたほうが安心です。
人で混雑する場では何かと並ぶことも多いため、子どもは退屈してじっとしていられなくなることも。お気に入りのぬいぐるみやおもちゃなど用意しておくと良いですね。
安全対策も大事ですが、せっかくの体験の場ですから、お子様が何に興味を持っているか、お子様の目の先を見てあげましょう。同じ目線で見てみると、いつもと違う発見があるかもしれませんよ。
日本の伝統でもある夏祭り。
お子様のの安全を守りつつ、楽しく良い思い出を残してあげたいものです。
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このマナーについては、#キッズマナーインストラクター
日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 前澤暢子
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