就活生必読!インターンシップで大切な心構えとは?
2018/08/14
皆様、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクター森 みゆきです。
一年を通してインターンシップは行なわれていますが、8月はインターンシップがいちばん盛んに行なわれている時期です。
「自分に向いている仕事を探したい」「就職を目指す業界を実際に見てみたい」などなど、インターンシップに応募する方の志望動機はさまざま。実際に入りたい企業、興味がある企業での就業体験に、積極的に挑戦し、自分の未来を描くきっかけ作りにしていきましょう。
今日は、貴重なインターンシップの機会を価値あるものとするための、「心構えとマナーポイント」をお伝えします。
インターンシップは、アウトプットの場と心得る
大学に通いながら、アルバイトをしながら、インターンシップに挑戦するのは大変なことだと思います。とはいえ、インターンシップは、それまでの大学生活の延長とは違います。
「学生にとって大学は教わる場所」かもしれませんが、インターンシップでも「教わることが当たり前」にしてしまうと、受け入れ側の企業からの不評にも繋がりかねません。
企業がインターンシップの場を設けているのは、「学生の皆さんに、個性や持っている資質や技量を発揮してもらいたい」、すなわちアウトプットの場と考えているからです。
インターンシップの種類にもよりますが、そこでの活動が就職に有利に繋がることもあれば、「消極的」「教えてもらうのを待つだけ」「目的意識がない」といったことが顕著に現れると、逆に不利に繋がることも。
人材不足の昨今でも、企業は良い学生を見つけようと考えています。
インターンシップでは、「自分の向き不向きを判断するため」「自分の目指す業界の仕事を体験するため」など目的をしっかりと定めましょう。そして、「自分から積極的に」「考えて行動する」「失敗も経験の一つ」などを心構えにしてチャレンジすると、より良い体験に繋がります。
インターンシップは大きく3タイプ タイプ別の心構え
インターンシップにはさまざまなタイプがありますが、就業期間で大きく3つに分けられます。それぞれの内容と心構えをお伝えします。
1:1DAYインターンシップ
会社説明、ワークショップ、現場見学など。またグループワークを行なう企業もあります。参加するときの心構えは、質問、意見交換、役割に積極的にチャレンジすること!行動が勝負です。
2:1WEEKインターンシップ
グループワークや業務体験がメイン。会社説明会や職場見学なども実施され、時間に余裕があるのが特徴。実際に業務体験ができるので、就きたい職業に挑戦するには最適です。
3:長期インターンシップ
就労体験ができるインターンシップ。企業で社員と同じように働くということです。経験を通して業界を学べ、ビジネスマナーも身につけることができます。
しかし、企業にとっては、お客様の情報や契約に関わる業務などは社外秘であることが多く、またインターンの対応によってはクレームに繋がる原因にもなるため、軽度なお手伝いのこともあると理解した上でチャレンジしましょう。
どのような仕事でも学ぶ精神を大切に、自ら質問をして積極的に学ぶことです。
インターン慣れに注意!感謝の心で自ら挨拶を
最後に、インターンシップで注意したいのは、受け入れ企業への「感謝の心」をしっかりと表すこと。
企業は学生の「姿勢や態度」を見ています。まず、誰に対しても徹底して気持ち良い「挨拶」を行いましょう。
企業は学生の就労のために、積極的に協力しています。たくさんインターンシップを行なえば行なうほど、いつしかそれが当たり前に感じてくる方もいることでしょう。
その“当たり前”の感覚が出たら危険信号。
なぜなら、その当たり前の感覚を、企業もしっかりと見ているからです。初めてのインターンシップでも、長期就労体験型インターンシップでも、挨拶はまず自分から、毎日行ないましょう。
「おはようございます」「お先に失礼いたします」「何かお手伝いできることはありませんか?」
このような挨拶や言葉かけができると、企業からの評価もぐっとアップし、良い結果に繋がりやすくなります。
いかがでしたか?
学生だからこそ体験できるインターンシップ。心構えを頭に入れることで、楽しく、有意義な経験ができることでしょう。
その貴重な経験をぜひ、将来のために役立てて下さいね。
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