秋の味覚を楽しみませんか? お子様連れの“フルーツ狩り”気をつけたい3つのポイント!
2018/10/05
みなさん、こんにちは。
トップマナーOJTインストラクターの 東 節子です。
8日は、野草に冷たい露がつく頃と言われる二十四節気の「寒露」。
旬を迎え、美味しくなる食べ物がたくさんあります。この時期、お子様と一緒に「フルーツ狩り」はいかがでしょうか? 都市近郊の農園でも遠足気分で秋を堪能でき、また親子のコミュニケーションもしっかり育めます。
10月はブドウなら、巨峰、ピオーネ、マスカット、スチューベン、ナイアガラ、ベリーA、甲斐路 などが最盛期(場所にもよります)。
他には、梨、イチジク、リンゴなどもあり、複数が味わえる農園もあります。これから11月にかけては、「ミカン狩り」もお勧めです。
そこでまず大切なことは、農園選びです。
フルーツ狩りのシステムは、フルーツの種類によっても、農園によっても異なります。40分食べ放題などの「時間制食べ放題」や、取ったものは買い取る「買い取り制」などいろいろです。「果物を食べたい?」「お土産に持って帰りたい?」よく話し合って、目的に合った農園を選んでくださいね。
中には、「時間無制限食べ放題」というのもありますよ。そこでしか味わえないもぎたての果実は、自然の景色も相まって最高に美味しく感じることでしょう。また、果物にはどんな種類があるか、木にどのようになっているのかなどお子様と一緒に下調べするのも楽しい勉強になりますね。
行きたいところが決まったら、予約を入れるのも忘れずに。
さらに、お子様とともにもっともっと楽しむために、3つのポイントをお伝えします。
活動しやすい服装で!黒い服は、蚊や蜂が寄ってくるかも…
フルーツ狩りには、親子ともに動きやすい服装で行きましょう。白っぽい服は、果物をもいだり食べたりしたときに果汁が飛んで汚れるかもしれません。でも、真っ黒は、蚊が好きな色、蜂が攻撃しやすい色だそうで、要注意ですよ。
上着は半袖でも、カーディガンやパーカーなどがあれば、防寒にも虫対策にもなります。帽子やアームカバーもいいですね。女の子は、スカートよりも足を覆うパンツスタイルが安心です。足元も土や泥で汚れても構わないよう、親子ともにスニーカーなどの歩きやすい靴を選びましょう。
持ち物は最小限に!必要なものは、農園に確認しましょう
持っていくと便利なものは、ウェットティッシュとファスナー付きビニール袋です。
手や服が果汁などで汚れることは間違いないので、ウェットティッシュですぐに拭き、使ったものは、ビニール袋に入れて持ち帰ります。
まだ日差しは強いですし、虫もいるでしょうから、日焼け止めや虫除けスプレーも役に立つと思います。でも、農園内では使わないようにしてくださいね。
レジャーシートやクーラーボックスなどは、あれば便利ですが、持ち込みが制限されている園もあります。また、お弁当も持ち込み不可のところがありますので、必ず事前に確かめましょう。
農園は公共の場、お子様にはルールとマナーを伝えましょう!
農園の方が、「いちばん残念」とおっしゃるのは、「大人の方でも立ち入り禁止場所に入って畑を踏み荒らしたり、乱暴に枝を折ったり、たくさん取って一口食べて捨てたりする人が多い」ということです。
食べ放題だから何をしてもいいということではありません。目の前にある果物は、農園の人が丹精込めて育て上げたものです。農園で定められたルールは厳守、果物や周りの人たちを思いやるマナーも忘れないでいたいものです。
まずは大人がルールを守って、お子様に手本を見せてあげることです。またお子様には、出かける前から、「農園はみんなが楽しむところ。心を込めて育てられた果物も大切に」と言い聞かせておいてくださいね。
親子で身近に楽しめるフルーツ狩り、いかがでしたか?
フルーツだけでなくサツマイモ堀りや栗拾いなど、体験できるものは他にもあります。うちも子どもが小さい時は、毎年の恒例行事となっていました。大人になった今でも、木にたわわになった果物のことは覚えているそうですよ。
自然の中でお子様の好奇心や探求心を満たし、また秋の味覚でお腹も満たし、さらに親子のコミュニケーションも育まれる季節のイベント、マナーを守って満喫してくださいね。
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このマナーについては、#キッズマナーインストラクター養成講座
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