入園・入学式で心がけたい、お母様の基本のマナー
2018/04/03
みなさん、こんにちは。トップマナーOJTインストラクターの三石孝子です。
つい先月、卒園式や卒業式を終えたと思うと、ほどなく入園式や入学式を迎えます。
4月は桜の便りも聞かれる頃、お子様たちは希望と夢を膨らませ、入園式・入学式を心待ちにしていることと思います。
今日は、入園式・入学式に参列するときのマナーについて、お伝えしたいと思います。
参列する保護者はさりげなく、爽やかな身だしなみで
入園式や入学式に参列するときの装いは、着物をはじめ、ジャケット+スカートのスーツ、最近は、その後も使えるようなジャケットにワンピースやパンツなど、スタイルもさまざまです。
選ぶポイントは、「自分らしさ」が引き立つ服装であること。色は、白・ピンク・ブルーなどの春らしい明るい色が良いでしょう。
また、コサージュを添えると、華やかになり、表情も明るく見えます。
コサージュは、生花から、造花のものまで種類も豊富ですので、選ぶのもまた楽しみの一つです。注意したいことは、主役は子どもということ。親として個性を出し過ぎないように注意して下さい。
式典に参加するときの態度は、子どものお手本になるように
入園式や入学式は、親にとっても晴れの舞台であり、ここまで成長してくれた喜びは言葉では表せないことです。そして、その喜びを分かち合いたい気持ちが高まり、保護者同士で話に花が咲くことも珍しい光景ではありません。
ただ式が始まったら、緊張した子どもたちを温かく見守り、きちんと話に耳を傾けましょう。親は、子どもの鏡ですから、きちんとした態度を見せることは、子どもたちのこれからの新生活に生かされることと思います。
わが子に気をとられがちな撮影にこそマナーの心を
式の当日は、早くから校門や校庭などで記念撮影をする光景が見られます。
順番を待って、行列になってしまうことも少なくありません。写真撮影はあまり時間をかけずに、すみやかに後ろの方へ「お待たせしました」などと声かけすることも、素敵なマナーです。
また、式典の間、新入生入場から式の終わりまでカメラのシャッター音を鳴らし、ビデオを回すことはNGです。わが子に気を取られるあまりに、後ろの方への気配りは忘れていませんか?
後ろの方は、前方を遮られ、大事な入園式や入学式の様子が見にくくなることもあります。素晴らしい思い出は、目の中に焼きつけておくことも素敵ですし、また撮影をするときには周囲の方を気遣う心を大切にして下さい。
きっと素晴らしいスタートがきれることでしょう。
心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表したい方のお役にたてれば幸いです。
このマナーについては、#キッズマナーインストラクター
日本マナーOJTインストラクター協会
トップマナーOJTインストラクター 三石 孝子
講師三石blog