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みなさん、こんにちは。
マナーOJTインストラクターの前澤暢子です。

社会人になると、業務だけに留まらず、マナーや会社の慣習など覚えることがたくさんありますね。初めてお中元について意識した方も多いと思います。　

新入社員は上司にお中元を贈るべき？

「上司にお中元を贈るべき？」というのは、新入社員の方にとっては悩みどころの一つではないでしょうか？ 少し業務になれた頃に、お中元の時期がやってきます。ご指導いただき、成長させてくださった感謝の気持ちを伝えたい、という方もいらっしゃるでしょう。

最近では、「虚礼廃止」にしている会社もあり、贈り物を辞退する上司も多いそうです。ですので、上司へお中元やお歳暮を贈るか贈らないかは、勤めている会社によって決まります。
暗黙の了解で、「贈る」「贈らない」の習慣がある会社もありますので、先輩など聞きやすい方に、「新入社員は、お中元を贈る習慣がありますか？」と聞いてみてくださいね。

お中元を贈る際に、上司の住所はどのように聞けばよい？

個人情報に厳しい昨今、知らないところから住所がもれるのを嫌がる方はとても多いです。お中元を贈る場合は、直接ご本人にその旨を伝え、住所をお聞きしましょう。けして失礼にはあたりません。
不要な方は辞退されるかもしれませんし、あなたの感謝の気持ちは伝わります。

また、お贈りする場合は、配送予定日の前に日頃のお礼を述べた送り状を出し、「●月●日ごろにお中元が別便で届く」という旨をお伝えします。

お中元の金額の目安は？ 何を贈る？ いつ贈る？

一般的なお中元の金額の目安は、3000～5000円と言われています。あまり安すぎても、失礼と受け取られてしまいますし、高額すぎると気を使わせることにもなります。

あるデパートで伺ったことがあるのですが、上司へのお中元には「ビール」を選ぶ方が多く、ハムやソーセージの加工肉、洋菓子など日持ちのするものが人気なようです。上司の家族構成や嗜好品がわかると、選ぶときに役立ちますね。

また、お中元の時期ですが、地域により違います。
北海道・・・7月中旬から8月15日まで
東北、関東・7月初旬から7月15日まで
北陸・・・・地域によって7月と8月に分かれます
東海、関西、中国・・・7月中旬から8月15日まで
九州・・・・8月1日から8月15日まで
沖縄・・・・旧暦の7月15日まで

実家のある九州と在住している東北では、お中元の時期が違うため、驚いたものです。ぜひ参考になさってください。

社会人デビューをした新入社員の皆さん、一言でお中元といわれても、なかなかピンとこない点もあると思います。まずは、勤めている会社の慣習を、社内の先輩や聞きやすい方に伺ってみてくださいね。

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine（マナーアップマガジン）」
思いやりの心を行動で表したい方のお役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#マナーOJTインストラクター　#マナーコース

日本マナーOJTインストラクター協会
マナーOJTインストラクター　前澤暢子
講師　前澤雅子のBlog