秘書さん必見!ホワイトデーに男性上司の株を上げる、「お返し」の相談を受けたときの喜ばれるフォロー
2019/02/19
みなさん、こんにちは。
トップマナーOJTインストラクターの廣瀬恭子です。
今年のバレンタインデー。どなたに何をさしあげましたか?
上司や仕事相手へのプレゼント選びは悩みのタネになりがちですが、同様にホワイトデーには「何をお返しすればいいのか……」と悩む男性も多いはず。
あるいは、毎年、男性上司に「悪いけど、ホワイトデーの準備をお願いできるかな?」と頼まれている方もいるかもしれませんね。
今回は、ホワイトデーにまつわる知識とマナーについての3つのポイントをご紹介します。
仕事相手への手土産選びや気遣いのヒントとしても、ぜひ活用してください。
そもそも、ホワイトデーの起源は何なのでしょう? 実は、発祥は日本だと言われています。
一部、アジアでも同じような習慣はあるそうですが、欧米では見られないそうです。
「バレンタインに対しての返礼」は、礼節を重んじる日本人ならではの習慣なのですね。
お返しで人気なものは? 品物選びのポイントは?
上司から頼まれるお返しは、「義理チョコ」に関するものであるはず。本命はさすがにご自身で選ばれるでしょう。
そこで、「義理チョコのお返しランキング」を調べてみました。その結果は……
1位 お返しは要らない 35.2%
2位 クッキー 33.8%
3位 その他のお菓子 9.0%
4位 キャンディー 6.4%
5位 マシュマロ 4.0%
6位 ハンカチ 3.4%
7位 食事 2.6%
8位 花 0.8%
9位 ブランド物 0.6%
10位 アクセサリー 0.4%
11位 洋服 0.2%
その他 3.6%
(出典:オリコンニュース「男性必見!?ホワイトデーに女性が望むお返し」)
「お返しは要らない」という遠慮深い方も多いようですが、甘くて消費できるものが人気なようですね。
ここでポイントとなるのは、お返しする方の好みを把握できているかどうか。
お渡しする相手が日頃からお付き合いのある方でしたら、「甘いものは好きか?」「お花は好きか?」など思い起こしてみましょう。知らない方であれば、念のため、上司に確認を。
不明であれば、皆さんで召し上がることのできるお菓子(小分けになっている)や紅茶、ハーブティなどがよいでしょう。
ちなみに、わたしは甘いものよりもお花をいただいた方が嬉しいので、やたらにお花をプレゼントしていたところ、「花の手入れが大変」と言われたことがあり、反省したことがあります。自分の好みではなく、日頃から相手の方に関心を持ち、好みを知っておくことも心遣い。一方的なコミュニケーションはいけませんね。
好みに合ったものを選べば、「わたし(たち)のことを思ってくださっている」「わたし(たち)のことをよくわかってくださっている」など、プレゼントは、上司の印象をぐっと上げる小道具になってくれます。
上司の評判が良いと、会社の印象もアップします。
部下であるあなたにかかっているのですそう考えると、選び甲斐がありますね。
お返しの定番「マシュマロ」「キャンディー」「クッキー」って意味があるの?
「義理チョコお返しランキング」にも入っていた「マシュマロ」「キャンディー」「クッキー」。
それぞれに意味はあるのでしょうか。調べたところ、諸説あるようですが、一般的には「マシュマロ=嫌い(一説では良い意味もある)」「キャンディ=好き」「クッキー=友達でいよう」というのが定説となっているそうです。
(出典:NAVERまとめ「知ってる者勝ち!!ホワイトデーのお返しには意味がある!?」)
わたしが子どもの頃、ホワイトデーには、男子が女子に、あるメーカーのクッキーを指定され、そのクッキーを配り歩いていたのを思い出します。今思えば、当時、手頃に買える人気のクッキーだったため、流行ったのだと思われますが、「友達でいよう」という意味もこもっていたのかと思うと、なんとも感慨深いような……。
上司からのお返しとしても適切なようにも思いますが、いかがでしょう。
お返しを忘れていた!そんなときはどうフォローする?
ランキングによると「お返しは要らない」という方が3割を占めているとはいえ、「忘れている」ままでよいのでしょうか。上司の評判が落ちてしまってはいけませんよね。
その場合は、上司の方が次回にその方(会社)を訪問する際に、お持ちになれるように準備しておきましょう。
事前に「●●さん(上司)、先日のホワイトデーのお返しをお忘れだったとおっしゃっていたかと思いますが。よろしければ、次回、訪問なさる際に、お菓子などをお持ちになるのはいかがでしょうか。ご指示いただければご用意しますが」と確認しておくとよいですね。
以前、秘書をしていたときに、細かく気配りのできる上司についていました。その方は、当時、何かと未熟なわたしに、いつも、先回りした気遣いを心掛けることの大切さを教えてくださいました。
お付き合いのある方々のご趣味や食べ物のお好み、お好きなお店まで、すべて把握されており、手土産に良いものを指示してくださることで、わたしも学んだものです。わからないことがあれば、上司に相談し、助言をしていただくと間違いありませんね。
「バレンタインにプレゼントされたけど、お返しはどうしようかなぁ」と困っている上司をお見かけしたら、ぜひ、この記事を参考にしてください。
ホワイトデーまで、まだ時間があります。今から準備をしておけば安心ですね。
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