新社会人へ贈る ビジネススキル&マナーの3つの基本
2018/04/27
みなさん、こんにちは。 マナーOJT インストラクターの廣瀬恭子です。
4月も終わりに近づきました。新社会人の皆さんにとっては、あっという間の一カ月だったのではないでしょうか。今日は、社会人としてまず身につけたい、基本の3つのスキル&マナーをお話ししたいと思います。
人間関係の基本は挨拶 自分から挨拶を
皆さんは、自分から挨拶をしていますか? 挨拶は人間関係において基本中の基本です。
「挨」は「押し開く」、「拶」は「迫る・近づく」という意味があります。挨拶をすることで、その方の心の扉を開き、関係を築くきっかけとなります。「あの人と話してみたいなぁ」と思っていても、なかなか声がかけられないということはありませんか? まずは、「相手の方の目を見て笑顔で挨拶をする」を実行してみてください。きっと、挨拶を返してくださるでしょう。
もちろん、普段から、家族、ご近所の方、上司、同僚などへも、率先して挨拶を交わしましょう。「おはようございます」「こんにちは」「お疲れさまです」「お先に失礼いたします」など、そのときに応じた挨拶をします。
ただし、目上の方へ「ご苦労様です」と言うのは失礼にあたります。気をつけましょう。
仕事の優先順位を明確に! 期日を必ず守る
上司や先輩から頼まれた仕事が数件にわたっている場合、優先順位はどのようにして決めていますか? 仕事には必ず期日があります。期日までに処理ができていなければ、それまで、どんなに努力したとしても、「仕事ができなかった」ということになります。
「●●さん、あの仕事、できたかな?」と聞かれたときに、「他にも仕事がたくさんあるので、まだ手がつけられていません。」と答えるのは、NGです。上司はもとより、お客様や取引先へ迷惑をかけてしまうことになりかねません。加えて、損失を生む可能性もあります。言い訳して済む問題ではないのです。
では、どのようにすればよいでしょうか。
仕事を頼まれた時には、まず、期日を確認しましょう。時間まで確認することがポイントです。頼まれた仕事が、他の仕事と期日が近い場合は、すみやかにその旨を上司に相談しましょう。「恐れ入りますが、只今、●月●日●時まで仕上げる仕事がもう1件あります。どちらを優先すべきでしょうか」と、担当者、案件内容も含め相談し、指示を仰ぎましょう。
仕事を頼まれたら、可視化できるように付箋やチェックリストを利用し、優先順位がわかるように、目につくところへ貼る、もしくは置いておくと、忘れることなく進めることができます。
まわりの人の時間を奪わない! 時間管理の習慣を
仕事は就業時間内に終わらせるのが基本です。時間は、社会人にとって貴重なものであり、効率的に有効活用する必要があります。
たとえば、ある会議に10分遅れたとします。あなた以外に出席者が4名いた場合、4名はあなたが来るまで待つことになります。あなたが遅れた10分だけではなく、会社にとっては、他の4名の10分、つまり4名×10分=40分の損失を生んだことになるのです。まずは、遅刻厳禁、最低5分前には席に着いているようにしましょう。
また、「仕事は後回しにしない」が鉄則です。優先順位を決めたら、すぐに取りかかる。締め切りぎりぎりに仕上げていては、ミスが多くなります。余裕を持った計画を立て、早め、早めに取りかかりましょう。
頼まれた仕事は、最初に進め方を決め、頼んだ方へ間違いがないか確認してから進めることをおすすめします。そうすれば、「実は間違っていたことをしていた」と締め切り間際に発覚し、困ってしまうということもなくなります。「時間を守る」のは、社会人として重要なマナーです。
新社会人の方にとってこの一カ月は、わくわくするのと同時に、新しい人間関係、初めての仕事など、不安があったのではないでしょうか。ゴールデンウィークは少し休養をとり、気分をリフレッシュして、基本の「き」を見直してみてください。
心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップ マガジン)」 思いやりの心を行動で表したい方のお役に立てれば幸いです。
このマナーについては、#マナーインストラクター #マナーコース
日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 廣瀬恭子
講師 廣瀬恭子blog