新社会人はこの心遣いを忘れずに! 夏休みの休暇を取るときのマナー
2018/08/07
みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJT インストラクターの廣瀬恭子です。
社会人になって初めての夏休みを迎える、新社会人の皆様、どのような計画を立てていらっしゃいますか?
「実家へ帰って家族とゆっくりと過ごしたり、地元の友達と会うのが楽しみ!」「海外旅行に行こうかな?」など、久々の長期休暇に胸を躍らせていらっしゃるのではないでしょうか。
さて、いきなりですが、ここで問題です。
学生と社会人の夏休みの違いは何でしょうか?
それは、自分の業務に関することは、休暇中であっても責任があるということです。
今日は、夏休みを取ることで起きがちな、周りとの摩擦を回避するために、社会人としてぜひ知っておきたい「夏休みに関するマナー」をお伝えします。
夏休暇を申請するときは事前に状況の確認を
昨今の企業では、夏に一斉休業するのではなく、社員が交代で夏休みを取り、業務が滞ることのないようにしている企業が増えています。
そこで、周りの状況を考えずに日程を決めた場合、どのようなことが起きるでしょうか。
日程によっては、「誰も出社していない」という状況が生まれかねません。
同じ部署の方々がいつ休みを取るつもりなのか」「自分の仕事に支障はないか」などを配慮して、上司に相談してから決めましょう。
私の経験ですが、以前、医療機関で勤めていたときには、その部署の責任者の方が毎年くじを作って、平等に休みの希望を出せるよう配慮してくださっていました。
職場にはそれぞれ長年培った結果のルールがあります。「旅行の予約をしてしまってから、はじめてルールを知った!」では済まないこともあります。
事前にリサーチすることも大事ですね。
休暇前に業務は終わらせ、必要なら引き継ぎを
夏休み期間が決まり、計画を立てることに夢中になる前に、ぜひ、心がけていただきたいマナーがあります。それは、自分の業務を予定までに整理し、他の方へ迷惑をかけないように終わらせておくことです。
もしも、休暇中に業務が発生するようならば、上司に相談し、指示どおりに引き継ぎをする必要があります。加えて、お客様、取引先などに休暇を取ることをご案内しておくと、トラブルがないでしょう。
休み中に勤務している仲間が困ることのないように配慮するのも、社会人としての重要な心構えなのではないでしょうか。休暇に入る前日には、「では、休暇に入りますので、よろしくお願いいたします」と社内の方へ挨拶をしておきましょう。「●●さんは休暇中だ」と心に留めて、快くフォローしてくださるでしょう。
休暇明けには、必ず感謝の気持ちを伝えて
楽しかった夏休み。休暇明けに出社のときは、「今日から仕事か……」と少々ブルーな気持ちになるものですが、その前に忘れないで欲しいことがあります。
それは、「挨拶」です。
休暇明けに出社した際には、その間に勤務されていた方々へ「お陰様でゆっくりと休むことができました」と笑顔でご挨拶しましょう。
ちょっとした心遣いが、その後のコミュニケーションを円滑にします。
いかがでしたか?
学生時代とはちょっと違った夏休み。社会人としてのマナーをしっかりと守って、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。
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このマナーについては、#マナーインストラクター #マナーコース
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シニアマナーOJT インストラクター 廣瀬恭子
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