面接合格に必須! 信頼を得るための履歴書作成3つのポイント
2018/09/14
皆様、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクター森 みゆきです。
「就職面接」「パート面接」「アルバイト面接」、社会で活躍するには面接通過は必要不可欠です。面接を受けるためには履歴書作成が必須項目であり、その内容や出来ばえが面接合格を左右すると言っても過言ではありません。
今日は、信頼を得るために必ず気をつけるべき、「履歴書の書き方の3つの基本」をお伝えします。
「丁寧に作成すること」から人柄がわかる
履歴書を作成するときは、読む方に配慮した書き方にすることが大切です。手書き作成か、PCで作成するかは、指定がなければどちらでもかまいません。
手書きの履歴書では、文字の綺麗さよりも丁寧にハッキリわかりやすく書くことが大切です。文字が小さすぎて読めない、文字がすべて走り書き、たくさん書きすぎ、このような履歴書は非常に読みづらいものです。
PCで作成する場合は、フォントの大きさに配慮することはもちろん、志望動機などの内容の詰め込みすぎにも注意しましょう。
「応募してくださった方がどのよう人物かをよく知りたい」というのが、採用側の気持ちです。「この人は本当に入りたいと思っているか?」「信頼できる人間か?」は、履歴書の文面を見ると自然と伝わってきます。また、手書きの丁寧な履歴書から人間性を評価する企業も実は多い、ということを知っておきましょう。
「志望動機」「趣味・特技」「生年月日」欄も大切に
履歴書の主旨は、応募者の今までの歩みを見て、自社の業務に適切に対応できる人材か?を見極めることにあります。学歴や履歴だけを参考にしているのではありません。履歴書の「志望動機」「趣味・特技」欄も判断材料として読まれています。
私は、ときどき面接官の仕事もしておりますが、「志望動機」が書かれていない、「趣味・特技」が短い単語で一つだけ(例:読書)の方が意外と多くいらっしゃいます。
志望動機は、応募先の企業で「働きたい理由や自らの熱意」を伝えるためにたいへん重要な項目です。その企業に興味を持っているからこそ、受けようと思ったはずです。いちばんの動機や応募のきっかけを、素直に書くことが大切です。
書き方としては、最初に結論を書き、理由を一つか二つ、記載しましょう。志望動機が無い方は決して信頼されません。「趣味・特技」についても同様です。「生年月日」も、満年齢とともにきちんと記載することは、個人情報保護が常識の現在でも大切なビジネスマナーです。
何もないからといって空欄で提出することは、履歴書を書くことができない=業務姿勢も同様、とみなされ、信頼されません。
「誠実に、丁寧に」を頭に入れ、思いを文字に込めて書き上げましょう。
「職歴」欄の入社年月、退社年月は省略せず、正確に書く
転職が多い方で散見されるのが、入社年月の記入はあるが、退社年月は書かれていないというケースです。
「なぜですか?」と伺うと、たいていの方は「欄が足りなくなるから」と仰います。そのお気持ちはよくわかりますが、これは履歴書のマナーに反しています。一行にまとめても構わないので、入社と退社年月はきちんと正しく記入しましょう。信頼に繋がります。
(書き方の例)
○年○月 ○○株式会社にパートとして入社 (○年○月退社)
○年○月 株式会社△△に、派遣社員として入社(○年○月退社)
退職の表記は、「一身上の都合により退職」などと退職理由を詳しく書く必要は通常はありません。契約期間の定めがある仕事に就いていた場合は、「契約期間満了により退職」と記入します。株式会社を略して(株)と記入するのも間違いです。
欄が足りない場合は、職務経歴書を別に作成するのも非常に良いことだと思います。「自分の職歴をきちんとわかってもらいたい」「前向きな印象を持ってほしい」という思いは伝わります。
いかがでしたか?
履歴書は突然書くこともあるかもしれません。簡単に考えていたことも、「意外と知らなかった」「意識したことがなかった」という方も多いものです。
今回お伝えした守るべき3つのポイントに気をつけることで、企業からの信頼に繋がりやすくなります。
企業は、あなたの経験や人材としての長所を知りたいと思っています。あなた自身をわかっていただくためにも、“履歴書のマナー”を大切にしていきませんか?
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シニアマナーOJTインストラクター 森 みゆき
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