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OMOTENASHI

“気遣い”の表し方でワンランクアップ!のおもてなし

2018/10/02


みなさん、こんにちは。
マナーOJTインストラクターの三石孝子です。

みなさんは、普段からおもてなしで気をつけていることは、ありますか?
ちょっとした気遣いで、日常のおもてなしは綺麗に見えるものです。
今回は、ワンランクアップさせるための「気遣い」、今日からできる基本の3つをご紹介いたします。

気遣い上手になる最初の一歩は、第3者の目を意識すること。
手始めに、外出前には等身大の鏡で自分の姿を映してみましょう。自分では、きちんとしていると思っても、鏡に映してみると「あれ?」と思うような、新鮮な第3者目線に気づくことがあります。
たとえば、身だしなみ(表情、メイク、髪型、服装、立居振舞など)です。素敵だなと思える人は、この身だしなみが自然なのです。自然な表情、笑顔、丁寧な立居振舞などができているか、第3者の目で見てみましょう。

相手に好感を持ってもらえる身だしなみができていたら、ちょっとした“気遣い”を行動に表してみましょう。
日常でも実践しやすいのは、次の3つです。

初対面の方でも、お名前で呼ぶ

相手の方のタイプにもよりますが、多くの方は自分の名前を呼んでもらえると、「私のことを気にかけてくれているのだ」と嬉しく感じるものです。初めてお会いする方でも、相手の方の名前を「○○さん」と呼んでみましょう。

接客の場では、「お客様」とお呼びしがちですが、お名前がわかったら、ぜひ「○○さん」「○○様」とお呼びしましょう。さらに、何回も名前で声をかけることで、「お客様の満足感」は高まります。

COSMOS

名前を呼んでもらえるということは、「私のことを特別に思ってくれているのだ」「私のことを覚えてくれているのだ」と特別な気持ちで応対してくれていると思うからです。

好みを覚えておいて用意しておく

何度もお会いする機会のあるお客様でしたら、好みのものなどを覚えておき、次回にご用意しておくと良いでしょう。「私の好みを覚えていてくれたのだ」と嬉しくなり、特別感を感じていただくことができます。

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お客様からリクエストされる前にご用意することが、気配り上手ですね。その後のコミュニケーションも向上すること間違いありません。

相手のニーズをつかむ

素敵だなと感じる方は、相手のことを察することが上手な方だと思います。「このお客様は何を望んでいるのだろう?」と相手のニーズをつかむことが、気遣いにつながります。

では、どのように察するのでしょうか? それは、相手の動きを注意して見ることです。
たとえば、時間をたびたび気にしている方は、お急ぎなのでしょう。そのような場合は、こちらもスピーディーに、そして丁寧さを意識し行動します。
シャンパンがお好きな方なら、なくなった頃合いで継ぎ足すなど、音は最小限に、可能な限り静かに丁寧に行います。
また、自分の時間を一人で使いたいには、先に必要なおもてなしをし、その後は「何かございましたら、お声かけください」とお客様の時間を妨げないようにすると喜ばれます。

人それぞれ考え方も違えば、時間の使い方も、千差万別です。
相手が求めていることに気づくには、表情や動作を注意深く観察することが大切なのです。

いかがでしょうか?
日頃の行動に、ちょっとしたポイントを意識することで、ワンランクアップのおもてなしができますね。
気付きの文化である日本人の心を、大切に、素敵なおもてなしを実践していきましょう。

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表すためのアイデアが詰まったウェブマガジンです。お役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#マナーOJTインストラクター

日本マナーOJTインストラクター協会
トップマナーOJTインストラクター 三石 孝子

講師三石blog

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