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私大丈夫?知らないうちに溜まるストレスをアロマでスッキリ解消!

2021/05/28


みなさんこんにちは。
シニアマナーOJTインストラクターの加藤りん子です。
ここ1年半の間に、私たちを取り巻く環境やモラルが、刻一刻と変化するのを感じる日々ですね。
一日中人と離れてパソコンやスマートフォンとにらめっこ。
テレビの情報番組から流れる『本日の感染者数』に、一喜一憂させられるも、一向に0にならないその数字にも、ストレスは増すばかり。

そんな時私は気分転換に、愛犬と散歩に出掛けます。
密を避けて、人のいないところを選んで歩いていると少し気持ちも晴れてきます。
吹いてくる風に花の香りがした瞬間は、ふわりと気分が軽くなるものです。

心地よい香りを嗅ぐと、ホッとしたり元気が出たり、気分が変化します。
これは、植物の持つ香りによる力です。
この植物の力を使ってケアすることをアロマテラピー「芳香療法」と言います。
芳香によるアロマテラピーは一人で手軽にできるストレスケアです。

これってストレス?メカニズムを知ってやりこなそう

ストレスとは物理用語で物体の「ゆがみ」を意味します。外部からの刺激により心身に起こる反応のことをストレス反応と言い、この「ゆがみ」や変調を引き起こす起因となる刺激を「ストレッサー」と言います。

その昔、アメリカ生理学者、ウォルター・B・キャノン(1871~1945)が檻の中に入れた猫の前に犬を連れてきて吠えさせるとどうなるかという実験を行い、ストレスによって引き起こされる反応を観察しました。

窮地に追い込まれた猫は極度のストレス状態に!
呼吸数・脈拍数増大、血圧上昇、瞳孔拡大、脳や筋肉の血管拡張、皮膚や内臓の血管収縮、胃腸の運動低下、足の裏には発汗!
興奮状態の猫の血液中にはアドレナリンが大量に含まれていたそうです。
なんとまあ残酷な実験でしょう!

ストレスは2種類に分けられます。
1つ目のストレスは頑張るストレスです。
受験や仕事でノルマを達成しなくてはといったみずから『頑張るタイプ』の状況に晒されると、アドレナリンが分泌され、交感神経を刺激し、ストレスと戦えるように体が準備します。
しかし、一方でこのアドレナリンの分泌が過剰になると、心身ともに疲れを感じるようになります。

2つ目のストレスは我慢するストレスです。
騒音や長時間の満員電車での通勤といった『我慢するタイプ』の状況が続くと、コルチゾールが多く分泌されます。
コルチゾールは、自律神経のバランスを悪化させたり、免疫力を低下させたりといった異常に繋がります。
コロナを警戒する今の状況下において、少しでも免疫力の低下は避けたいものですね。

キャノンさんの猫ちゃんは随分がんばりましたね。

何故疲れを感じるのか。
あなたにとって何がストレスとなっているのかを一度しっかり見つめ直すのも、リフレッシュのために、時に必要となります。

自分自身の状態を知り早期にケアすることで日々のストレスを緩和するように心がけましょう。

ストレスは放っておくと心身に不調をきたすだけでなく、うつ病や脳卒中、心筋梗塞などの恐ろしい病気を引き起こす原因ともなります。

いつもと違う。辛すぎる!と感じたら、自己判断せず医師の診察を受けましょう。

どんな効果があるの?アロマテラピーについて

香りが脳に伝わる時間は、0.2秒以下と言われています。

その為、アロマテラピーは香りを嗅ぐことで瞬時に気分転換が出来るのです。

私たちJAMOIの認定講師は、第一印象の重要性をお伝えする際の説明に、メラビアンの法則を紹介します。
メラビアンの法則によると、第一印象はパッと見の0.6秒から6秒で決まると言われます。

視覚での認知より前に、嗅覚での認知、つまり香りの印象が伝わっているということです。

香りは、鼻腔の奥にある嗅細胞で香りの分子がキャッチされ電気信号を発するとそれが脳に伝わり、さまざまな経路をへて大脳辺縁系、視床下部、下垂体へと伝達します。

自律神経系やホルモンバランスの調節に重要な役割を果たす視床下部に働きかけることで副交感神経が優位になり、緊張がほぐれリラックスできます。

私は満員電車が苦手なので、バッグにいつもプチグレンの精油を入れています。

プチグレンはビターオレンジ(ダイダイ)の葉から採れる精油です。
ビターオレンジの花からはネロリという精油が、果皮から採れる精油はそのまま、ビターオレンジ呼ばれアロマテラピーでは多岐に渡り活用されています。

プチグレンは、神経バランスの調整作用や鎮静作用・抗うつ作用などがありますので、通勤ラッシュなどで息苦しくなったらプチグレンの香りを浸み込ませたハンカチをクンクン嗅ぎます。
ちょっと怪しいですね。

ですが私にはとても有効です。
フローラルな香りで爽快感を得て、ラッシュの人混みも頑張って乗り越えています。

アロマテラピーは100%天然の植物を使った自然療法です。
使用される精油は、植物の花・葉・枝・根・果皮・種子・樹皮など植物の様々な部分から抽出されます。

自然の素材なのに、抗菌・抗炎症・鎮静・強壮・免疫調整作用など幅広い汎用性があるので、私は用途に応じて使い分けています。

ただし、中には刺激の強いものもありますので、体調のすぐれない時や、高齢者・妊産婦・乳幼児への使用は十分注意してください。
おとなのあなたが、ご自身の体とじっくり向き合って、プロの適切なアドバイスを受ければ、とても便利で手軽なセルフレジリエンス、回復力の一助にもなることでしょう。

今の私に合う香りは?気分を上げる香り、下げる香り、記憶に残る香り

香りの作用を大きく分けると、気持ちを穏やかにする鎮静作用と元気の出る強壮作用があります。

例えば、ラベンダーアングスティフォリアは、鎮静作用や抗炎症作用のあるエステル類を多く含み、心を落ち着かせリラックスさせる作用があります。

マンダリンや、グレープフルーツなどの柑橘系は成分の殆どにモノテルペン炭化水素類が含まれ、強壮作用や鬱滞除去作用がありシャキッとした気分にさせてくれます。

気持ちを上げたいのか、落ち着かせたいのか。
あなた自身の求める状態にあわせ効能をしった上で、お好きな香りを選んでみると良いでしょう。

因みに、私はレモングラスの香りが好きです。
レモングラスには、鎮静作用の他に虫よけの効果もあるので、夏は無水エタノールと精製水で希釈し、ベッド周りにシュシュッとしてから寝ています。

香りによって発生する電気刺激が行き着く大脳辺縁系には記憶に関係する『海馬』という器官があります。だから匂いは記憶や感情に結びつき、よりリアルな『思い出』を思い起こさせます。
ふと感じた匂いに、過去の記憶がよみがえったなんて経験はありませんか。

昨年大ヒットしたあの曲『香水』にも歌われているように、心地よい香りを纏って異性に会うと、その香りとともに印象が記憶され、別の場所でも、時を経ても、同じ香りを嗅ぐだけでその人のことを思い出してしまう。

このように匂いや味で過去の記憶を呼び起こす現象を『プルースト効果』といいます。
フランスの作家マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』という小説の中で、マドレーヌを紅茶に浸した際に、その匂いで幼少時代を思い出すという場面にちなんで、そう呼ばれるようになりました。

あなたの纏う香りはあなた自身が楽しむだけでなく、相手にも作用するのです。
ぜひ、香りについての意識も身だしなみの一つとして、心を配ってみると良いでしょう。

精油は子供の手の届かない場所に保管し、火気の近くで使用しないようにしましょう。
また、原液は必ず希釈して使用し、皮膚についたら直ぐに洗い流してください。
反応には個人差があります。気分がすぐれない時はすぐに使用を中止して下さい。

ストレスを受けないことが一番ですが、ストレスを避けられない社会の中で、いかにして気分を切りかえ、前向きのスイッチを入れるかが今の、この状況を乗り切る鍵になると私は思います。

ストレスの解消には規則正しい生活、適度な運動、バランスの取れた食生活が大切です。

その上で気分転換としてアロマテラピーを取り入れ、少しでもストレスを取り除いた爽やかな毎日にしませんか。
アロマは自然の恵みです。疲れたら、アロマテラピーでゆったりと自然に帰りましょう。

もし使い方に迷ったときなどは、プロのマナー講師であり、アロマテラピー協会のアドバイザー資格もある私にご相談くださいませ!

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日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 加藤りん子

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