幼稚園選びはどうしたらいい? 園の様子がわかる「見学」のポイント
2018/11/16
みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクター、キッズマナーインストラクターの前澤暢子です。
お子様が幼稚園に通園する年齢が近づくと、どのように幼稚園を選べば良いか、お悩みのかたもいらっしゃるのではないでしょうか。幼稚園を選ぶ際には、何カ所か見学をしたいとお考えになることと思います。
幼稚園は学校教育法に基づき、文部科学省が管轄している学校教育施設で、満3歳児~小学校就学前の子どもが入園可能です。平均的に園で過ごす時間は9:00~14:00の5時間ほどですが、園によっては早朝からのお預かり保育、夕方までの延長保育を設けている幼稚園もあります。
お子様にとっては、同じ世代が集まる「社会へのデビュー」!
園内教育を通して身につけるコミュニケーションやマナーにも、ご期待なさっている方もいらっしゃるでしょう。
今日は、幼稚園選びや見学の際のポイントをお伝えします。
幼稚園選び!見学の前の情報収集はどうする?
お子様のための園選びではありますが、保護者の協力があってこそ初めて園生活が成り立ちます。入園は、教育に対する考え方を改めて考え直す良い機会です。幼稚園の教育方針が共感できるかどうか、明確にするところから始めると、幼稚園探しのポイントがしぼれるでしょう。
そのためにも、事前の情報収集はこまめに行いましょう。入園を控えた保護者のために、通園中の子どもの家族に話を聞ける説明会を設けているところも多くあります。園ごとに特徴をうち出しているところが多いので、先に特徴を調べておいて、説明会で質問をするとよいですね。
自宅からの距離、仕事先からの距離、通園の方法(自家送迎なのか、園バスを利用できるか、ベビーカーを預けられるか)、お弁当か給食か、給食のアレルギー対応食など、通園をイメージして質問事項を決めておくとスムーズです。
幼稚園の見学では、園児の様子をまずはチェック!
ほとんどの幼稚園が、ふだんの園の見学を受け入れてくれます。園の見学をする際は、保護者の方が二人以上とお子様でおでかけになるのをおすすめします。いろいろな角度から見ることで、発見も多いからです。
最近は、園により規模や取り組みが異なり、保護者のニーズとサービスを考慮したカリキュラムを取り入れて教育方針を立案、実施しているところが多くあります。
教育に対して熱心な園は、外国人講師を定期的に招いた英会話レッスンや、就学前までに身につけさせたいキッズマナークラス、本読みや字を書く練習やリトミックまたキッズヨガを組み入れているところもあります。
幼稚園で過ごしている園児の様子を参観するのは、園の様子がもっとも伝わりやすく、お子様も興味深く参加できますね。
園児がすすんで明るくご挨拶をしているかどうか、お辞儀ができるかどうか、トイレのスリッパが揃えてあるかなど、マナーについても、お話しながら見学なさってはいかがでしょうか?
小さなお子様は、自分より少し大きなお兄さん、お姉さんに憧れるものです。マナーについて触れるいい機会になると思います。
こちらの記事も参考に:
>>>キッズマナーは、いつから身につける? 何から始める?
防犯や事故に対する備え、トイレなど衛生面の環境も確認を
続いて園の建物や遊具などをひととおり見てましょう。お子様が気になる遊具があれば、遊ばせてみるのもよいと思います。
どうしても、新しい設備や最新鋭の用具が揃っているかどうかに目が行きがちですが、防犯や子どもの怪我・事故に対する配慮、監視カメラの設置の有無などを優先して見ておきたいところです。
また、必ずトイレをお借りしてみましょう。子どもが使いやすいタイプであるか、ハンドタオルの有無、トイレのスリッパの清潔感などを確認しておくと安心です。
見学の際は、案内してくださる先生に、先生方が受講する研修について伺うのもよいですね。幼児教育に関してはもちろんですが、AED研修などを行っているかなども大事なポイントです。
知りたいことがあれば、遠慮せず聞いてみましょう。丁寧に教えてくださるでしょう。
幼稚園では、お子様の幼児教育の一部をお任せすることになります。
なかなか簡単には決められないかもしれませんが、園の見学会や内覧に行くと園それぞれにいいところや気になるところが見えてきます。
お子様が同年代のお友だちとコミュニケーションをとり、新しい環境の中で大きな成長をなさる姿を想像してみてください。
「子どもの自立の一歩」=「親の子離れの一歩目」です。
お子様がのびのびと、楽しく毎日を過ごせるような幼稚園を見つけたいですね。
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このマナーについては、#キッズマナーインストラクター
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