目指せ浴衣美人!着崩れしない、エレガントな立ち居振る舞いで女子力アップ!
2018/06/22
みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクターの毛呂霞です。
七夕、夏祭り、花火大会など、夏のイベントで浴衣を着て楽しみたい女子は多いですよね! 一方で、「あれ?浴衣のときトイレってどうするの?」「着崩れちゃった!」など慣れない和装に戸惑う声もよく聞きます。
今回は、着崩れしにくく、エレガントに見える立ち居振る舞いをお伝えします。
着崩れしない、素敵に見える歩き方・立ち方は?
浴衣は裾すぼまりに着付けをするのが美しいのですが、歩幅が広めだったり、長時間歩いたりすると、裾が広がってきてしまいます。着崩れするとだらしない印象になってしまいますから、まずは歩き方、立ち姿に気をつけましょう。
歩くときはやや内股にして、洋服のときよりも少し狭い歩幅で、背筋をまっすぐにして歩くようにしましょう。履物のかかと部分を引きずらないように、1本の線の上を歩くイメージです。
また、浴衣での立ち姿は、つま先を合わせ少しハの字にし、足先に重心を乗せると、凛とした美しい姿になります。
タクシーや電車の移動時での美しい所作は?
イベント会場へ向かう前に着崩れしてしまった! そんな苦い経験をした方もいるのではないでしょうか?
まず電車ではつり革を持つのではなく、なるべく手すりやポールを持つようにしましょう。手を上に上げることで、脇の部分が引っ張られてしまい、着崩れの原因にもなります。
タクシーなど車に乗る場合は、足からではなく、お尻から乗り込みます。このときも浅めに腰掛け、そのあとで両足を揃えて乗り込みます。
また、背もたれで帯を潰さないように、浅めに腰をかけた姿勢を崩さないよう心がけましょう。
降りる際は逆に、揃えた足を外へ出し、地面に足をつけてそのまま立ち上がると、裾が乱れることもなく、エレガントに見えますよ。
お手洗いで気をつけることと、お直しの方法は?
お手洗いでは洋式トイレを選ぶのがオススメです。裾の褄先(左右の両端)を持ち上げ、帯から下をまくり上げるようにします。
肝心なのは、そのあとのお直しです。
特に気をつけるポイントは、裾・帯・おはしょりの3点。
まず裾がグシャっとなっていないかを確認し、整えます。
帯は下がっていることがあるので、引き上げましょう。
そして忘れがちなのは、おはしょりの乱れです。前は整えても後ろが捲れあがっている姿をよく見かけます。前だけでなく、後ろも確認しましょう。
誰にでも簡単にできる「着崩れ防止策」の3つのポイントをお伝えしました。
浴衣を着ると、背筋も自然にシャキッと伸びますよね。
和装のときはちょっとした所作に気をつけるだけで、上品に魅せることができます。一歩進んだ浴衣美人を目指して、夏のイベントを楽しんでくださいね。
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思いやりの心を行動で表したい方のお役に立てれば幸いです。
このマナーについては、#ソーシャルマナー#マナーOJTインストラクター
日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 毛呂 霞
講師毛呂blog