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夏にいきたい!豪華なホテルの写真

行けない今こそ読んで楽しむ!海外旅行の極意 ホテルステイをおもいっきりエンジョイするためにおさえておきたい3つのポイント

2020/07/03


みなさんこんにちは。
マナーOJTインストラクターの長嶺 優です。
7月に入りました。これまでですと、旅行の予定も決まり、あとはボーナス、お給料が入るまで、お仕事に邁進して、夏の旅行シーズンを思いっきり楽しむぞ!と一際仕事に力が入る頃だったと思います。
ですが、今年はおうち時間を楽しむ夏。次また旅行シーズンが訪れるときのために、今は、ネットであれこれ情報を仕入れることをお勧めします!
そんなあなたに、5つ星ホテルで働いてきた経験もある私からささやかなプレゼント!
海外旅行を思いっきり楽しむために、ホテルステイの際にこころがけたい3つのポイントについてお伝えします。

笑顔で挨拶 〜心の扉はあなたから開けましょう〜

わかっていてもどうしてもシャイになりがちなのは、私たち日本人です。
現地の方との何気ない交流や、ガイドさんからあれこれ情報を教えていただくことは、旅行を最大限に楽しむためには欠かすことができないコミュニケーションです。ですが、いきなり外に出て、初めて会う人に自分から話しかけるのは、国内旅行でも勇気がいるものです。

そんなときは、まずはステイするホテルのスタッフに笑顔で接することから初めてみましょう。ホテルのスタッフなら相手もプロの接客者 絶対にあなたを無視することはないから安心です。
気さくなホテルスタッフ
まずは笑顔で、口角をあげて上の歯が7、8本見える程度のハーフスマイルで『ハロー』と挨拶してみましょう。ハローは世界で通じる挨拶です。
もしハローが気恥ずかしいというかたは、『ハーイ!』でも大丈夫です。

ポイントは相手の目をしっかり見て言うことです。

社会人対象のマナー教室でもお伝えしていますが『笑顔』と『挨拶』は相手と距離を縮める大切なステップです。

到着したとき、チェックインするとき、荷物を運んでもらうとき、廊下ですれ違うとき。ホテルは様々な場所でお世話になるスタッフと出会います。その機会を利用して出来るだけ進んで挨拶をすることでぜひ挨拶に慣れてください。そうしているうちにスタッフの方も、あなたにより親近感を憶えることでしょう。
ホテルで働いていて、お客様と挨拶できると嬉しいものですよ。
ホテルのプールサイドの写真
慣れてくれば、プールサイドやレストランで何度も出会うゲストにも挨拶してみましょう。

笑顔と挨拶で心理的距離が近づくと、あなたの旅をサポートしてあげようと、あれこれ耳寄りな情報を教えてくれるかもしれませんね。また、笑顔や挨拶をしあうだけでハッピーの連鎖が広がります。

心の扉を開いて、まずは、ホテルで出会う人たちに笑顔で挨拶を心がけてみてください。

チップは感謝の印 〜一期一会の接客はその場で評価しましょう〜

外国の中には、チップが給料体系の一部として機能しているところもあります。つまり、チップをもらうことが当たり前となっているため、ホテルから従業員に支払う給与が最低限におさえられている場合があります。

そんな国を旅行で訪れていて、「日本じゃ払わないし、勘定が分からないから。ま、いいや」で払わなかったらどうでしょうか。相手の給料が減るだけでなく「あなたの働きが悪いから、私は不満です」との意思表示にもなります。

いつも通りきちんともてなしているのに、そんな態度を示されたら。あなたならどうですか?

態度ででもきちんと相手を認めていると示すのは、マナーの一環です。
チップは、もてなしてくれた相手に敬意をあらわすことにもなります。

ここで大切なのは、サービス・もてなしを受けたその都度、その場で渡すことです。ホテルなどのサービス業はシフト制で多くの人が入れ替わり働いています。
素敵なサービスに出会い感動しても、シフトの関係でその後二度と会うことがなかったなんて、寂しい思いをしたこと、私もあります。
ですから現地に着いたら出来るだけ早い段階で、可能であれば日本を出る前に予め少額の紙幣を準備しましょう。
ラグジュアリーなホテル
私は、感謝すべきサービスに出会ったとき、すぐに渡せるようにとチップ用のお財布を用意しています。

金額については、私も以前は頭を悩ませました。計算は苦手だし、相場は?高ぎない?安すぎて失礼?と、あれこれ悩みました。
旅の経験を重ね、さりげなく他のツーリストを観察したり、旅のエキスパートに尋ねたりしてわかったことは、『チップは感謝の気持ち。気持よくあげればいい』ということです。

そしてたどり着いた私のチップ哲学は『迷うくらいなら渡す!』『少なかった・・・ケチっぽかった?と後悔したくないなら多めに渡す!』です。

あなたが、受けたサービスに満足して、楽しい思い出を作れた、美味しい物を食べれた、素敵な景色を堪能できたと思ったら、ぜひそのサービスに関わったスタッフたちに、心地よい時間を過ごしたお礼としてチップを渡してください。サービスをもらって、チップで還元して、彼らの生活を支える。これぞ愛ある循環、サステイナブルの一つだと私は考えます。

チップは気持よく、その都度、その場で、その人へ!ぜひ一期一会の出会いに払ってください。

せっかくだからおしゃれにいこう 〜憧れの空間に似合った装いで楽しみましょう〜

普段バリバリお仕事されている方こそ、大好きな旅に出たら非日常を楽しみたいとお思いのことと思います。その願望はぜひ、身だしなみでもお楽しみください。

また、ホテルに合わせた身だしなみに整えることも、ある意味でマナーと言えるかもしれません。

ホテルの空間はあなただけのものではありません。インテリアに建築、調度品など、空間としてのホテルがあり、そこで高い意識を持って働くホテルのスタッフたちがいる。同じ空間を楽しみに世界各国からやってくるゲストもいます。

そうした中にあって、あなた一人がチグハグな格好をしていたらどうでしょう。
せっかくご自身で選んだホテルでしたら、ぜひ、そのホテルにあった身だしなみに整えて、その空間に参加しましょう。

ファッションにおいては、海外は日本以上に自由です。朝はヨガやジョギングに適したスポーツウェアを着ているゲストたちも、夕暮れどきにレストランですれ違うと、映画スターのような装いをしてる方も見られます。私が5つ星ホテルで働いていたときも、1日の中で七変化のように、様々な装いを楽しまれる方々にたくさんお会いしました。

日本ではちょっと気恥ずかしいような大胆なドレスでも、海外ならいける!そんなおしゃれを楽しめるのも、旅ならではの醍醐味です。
海外のホテルでのファッションチェックは私の楽しみでもあります。ファッション誌などを見るより、よっぽど参考になります。

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絵になるファッションのカップルやファミリーの姿は、いつも心のアルバムに焼き付けています。最先端のおしゃれでなくてもいいのです。ただし、その国のカルチャーは尊重しましょう。また、季節感やその空間にふさわしいかな?ということも常に意識しましょう。

おしゃれとはいえ、自己満足だけで終わらないようには気をつけましょう。

おうち時間の長引いている今、どなたにもイメージしていただけ、すぐすぐ実践してみたいと思っていただけるようなホテルの上手な使い方についてご紹介しました。

大切なのは、ご自身が楽しむだけでなく、同時に周りも快適に気持よく過ごせるための意識をもつことです。

素敵な空間で写真を撮りたいと思った時には、一言スタッフや周囲の方にお断りを入れるなど、周囲を思いやる気持ちをもっていれば、周囲の方もあなたのサポートを喜んで引き受けてくれますよ。

『ステイホーム』が終わるころには、ぜひこのコラムにある愛あるサステイナブルな海外旅行を楽しんでくださいね!私もおもいっきり楽しい思い出をつくりに海外旅行に行きたいです!

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このマナーについては、#インバウンドコーチ®養成講座 #マナーOJTインストラクター #ソーシャルマナー

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マナーOJTインストラクター 長嶺優

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