この冬、ギフトで差をつけたいあなたに。プロがこっそり教える喜ばれるワインギフト🍷
2021/12/10
みなさんこんにちは。
マナーOJTインストラクターの安徳 美妙です。
新しい生活様式もすっかりなじみましたね。
リモートワークの定着や、忘年会やクリスマスパーティー等の集まるイベントが少なくなったことで、親しい人と会う機会が減ってしまった、という方も多いかと思います。
それでも「今年は誰にもお世話にならなかったな」という方はいらっしゃらないと思います。
例えば、義理の両親や友人など、なかなか会えないけど気持ちを伝えたい。
そんな方々にこの冬、ワインを贈ってみてはいかがでしょう。
「ワインは素敵だけど、どんなものを選べばいいのか分からない。喜んでもらえるか分からないし。」とお考えのあなた。
10年以上ワインの販売に携わってきたマナー講師の安徳美妙が、贈るあなたの気持ちとセンスを伝えられるワインギフトの選び方についてアドバイスします!
ポイントは、想像力。
贈る相手の喜ぶ様子をしっかりイメージしましょう。
ワインにも旬がある!季節にぴったりのワインギフト
四季のある日本では季節ごとにバリエーション豊かな食の楽しみ方がありますよね。
例えば、暑い夏にはのど越しのよい素麺や冷たいかき氷など涼を楽しみ、
寒い冬にはお鍋やぜんざいなど、温かいものを楽しむ。
お食事と同じで、ワインにも季節感!目から舌から美味しさを届けます。
白ワインなら暑い夏にはキリッと冷やした爽快なものが好まれ、気温が下がり寒くなってくると香りの芳醇なコクのあるものが美味しく感じられます。
夏にお勧めの赤ワインなら、冷やして楽しめる、果実味があって重たすぎないものを。
冬は、比較的温度が高くなってもじっくり楽しめる味わい深いものなど。
ワインにもそれぞれの季節にマッチするものがあります。
“今”だからこそ味わえる美味しい飲み方のあるワイン。
季節を感じられるワイン。
そういった視点でセレクトすれば、相手の方にとってとっても心がこもっているギフトになります。
ワインにあまり詳しくない!という方にお勧めなのは、シャンパーニュです。
シャンパーニュは、夏はのどごしがよくスッキリ飲めて、冬にはクリスマスなどのパーティーでもおなじみの贅沢感が食卓に花を添えます。
一年中楽しめるシャンパーニュは、相手の好みがはっきりと分からい場合でも贈りやすいギフトのテッパンです。
そんな季節を問わないシャンパーニュですが、ここで私から冬のギフトに関するアドバイス。
クリスマス料理などリッチな食事に合せるなら、コクのあるタイプ。
例えば、「ボランジェ スペシャル・キュヴェ」をお勧めします。
お正月のおせちには、色鮮やかで晴れやかなロゼシャンパーニュ、
ここでは、「ルイ・ロデレール ブリュット・ヴィンテージ・ロゼ」をお勧めします。
目から舌から楽しませるシャンパーニュで、大切な方の年末年始の晴れの日を彩ってくれることでしょう。
いつ飲む?誰と飲む?シチュエーションをイメージする。
ワインは、贈る相手がご家族とお住まいか、年末年始はどう過ごされるのか、キラキラ系イベントがお好きか。
そうした情報もワインギフト選びのヒントになります。
食品のなかでも保存ができるお酒はギフトの定番となりやすいのですが、一方で、一度開けると早めに飲みきらなければいけません。
開けるタイミングを逃して、いつぞやのお歳暮が何年も前から押し入れに入ったまま…という話をお店でもよく耳にします。
飲み頃のうちに美味しく飲んでいただくために、どんなワインを選ぶとよいのでしょうか。
例えば、クリスマスはお家で、夫婦ふたりでゆったり食事を楽しむ方には、シャンパーニュのようないつもよりちょっと贅沢なワインに、「クリスマスやお正月にご家族で楽しんでください」と言葉を添えて贈りましょう。
お酒は好きだけど一度にたくさんは飲めないという方には、ハーフサイズのシャンパーニュ&ワインの2本セットというのも気が利いています。
ハーフサイズの2本セットのイメージはこちら、「ノミネ・ルナール ブリュット [ハーフボトル]」
パーティー大好き!いつもは家族や友人とワイワイ飲む!という方には、親しい間柄なら、2000円台くらいまでのカジュアルなお値段のワインを数本差し上げるのも喜ばれると思います。
以前、海外のワイナリーに行ったときにブティックにバスケットにワインを詰め込んだ写真のようなギフトがディスプレイされていました。
日本ではワインギフト、というと箱にかっちりと入れて包装したものが一般的ですが、こういったギフトも新鮮で素敵だなと思いました。
時々お客様から「ワインはどれくらい持つの?」と聞かれることがあります。
ワインは、樽の中などで寝かせておくと、味わいや香り、色などに変化がおこります。
これは熟成といって…と専門的な話をはじめると長くなります。
ぜひとも知っておいていただきたいのは、『それぞれのワインにはそれぞれの飲み頃があるんですよ』ということです。
上記の質問をされた方からは、「いただきもののワインをもったいなくて開けられなくて10年くらいずっと押し入れに入っている…」という話をよく伺います。
(もしかしたら、飲み頃は過ぎているかも…。もったいないなぁ)と、ワインをこよなく愛する私としては、心の中で涙を流すこともしばしばあります。
ワインギフトを選ぶ際には、お店で飲み頃聞くことをお勧めします。
そして、その飲み頃も、ギフトを贈る際にさりげなく伝えられたら、プラスワンの気遣いになりますね。
そうした、思いやりの心を行動であらわすことはマナーです。
ぜひ、美味しいワインを味わってもらえるように。
このプラスワンの気遣い、思いやりを思い出してくださいね。
どうすれば差がつく?ワイン+プラスαでスペシャルなギフトに。
「ワインにおつまみも添えたて贈りたい」
「毎年ワインを贈るけど、変わり映えしないかな?」
そうした心配をお感じの方に、ワインプラスαのギフトをご紹介します♪
ワインと相性のよいおつまみに、賞味期限や保管温度を気にしなくてよい手軽なものがあります。
ナッツやドライフルーツ、またビン詰めのパテなどはおすすめです。
海外旅行に行けない今だからこそきらりとセンスが光るものがあります。
ワインとそのワインの産地にゆかりのある食材を組み合わせたセットです。
私のおすすめはイタリアのピエモンテ州のワインと、ピエモンテの名産である「トリュフ」
のパスタソースの組み合わせです。
ピエモンテ州は、バローロ、バルバレスコをはじめとするイタリア屈指の高品質なワインの産地です。
他にも、お家でスペインバルの気分が楽しめるスペインワインと野菜や魚介類などをオリーブオイルとニンクで煮込んだ『アヒージョ』の瓶詰の組み合わせ、ドイツのワインと、クリスマスの時期ならではのドライフルーツたっぷりのドイツ定番スイーツ『シュトーレン』のギフトをセットで贈るのもオシャレですよね。
「このワインと食材で旅行気分を味わってくださいね」と、ひと言そえましょう。
贈られた方も、海外旅行がお好きな方ならば、その頃の雰囲気を思い出してワインを楽しまれ、きっと喜ばれるでしょうし、何よりワインを飲む楽しみが増えるはずです。
また、ワインを飲んで「美味しかった」という感想だけでなく、次に会ったときにはワイン×食材の話で会話がはずむかもしれませんね。
「モノ」だけでなく「モノ」+「体験」を贈ることでちょっと差がつく特別なギフトになると思います。
ワインのギフトを選びにいらっしゃる方の中には「相手の好みが分からない・・・」と悩まれる方もいらっしゃいます。
贈り物は、好みが分からなくとも、季節感や、相手が楽しまれるシチュエーションを想像することが大切です。
そうした、贈る相手を喜ばせたいという気持ちで選ぶショッピングは、きっとあなたの心も満たしてくれます。
その結果、ギフトを通じてあなたの気持ちもしっかり届くと思います。
しっかり相手の喜ぶ様子をイメージして、ワインプラスαのギフトも参考に、今年はギフト選びも楽しんでくださいね。
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講師 安徳 blog