結婚式の招待状が届いたら必見!返信ハガキの書き方の美しいマナー
2020/02/14
みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクター・キッズマナーインストラクターの前澤 暢子です。
「結婚式」は、新郎新婦の幸せを願うお祝いの気持ちがあふれる素敵なセレモニーの一つ。結婚式の招待状が届くのは、とてもうれしく、楽しみなことですね。同時に、結婚式のマナーも気になりませんか?
新郎新婦が、あなたの大切な友人、同僚、親戚であれば、招待されたあなたは「新郎新婦のひととなり」として見られます。
今日は、招待状の返信ハガキのマナーにスポットをあて、押さえておきたいポイントを3つお伝えします。
結婚式への招待状が届いたら、メールではなく返信ハガキでお返事を
結婚式の招待状が届いたら、親しい友人や親族でも、メールや電話、口頭で返事をするのではなく、招待状の返信ハガキをお出しするのがマナーです。
出席の場合は招待状を受け取った2~3日以内、遅くとも一週間以内に返信するよう心がけます。
欠席の場合は、電話もしくは口頭で伝えたあとで返信ハガキを出します。「もしかしたら、伺えない可能性があるの。できるだけ伺えるように調整してみるね」と、まずは声で伝えましょう。
それでも欠席せざるを得ない場合は、お伝えした一週間から10日後に、返信ハガキにて返事を出します。
また、欠席の際は、祝電を出すのをおすすめします。
祝電は一カ月前より出すことが出来ますので、遅くとも結婚式の前日までに届くよう心がけましょう。
やむを得ない欠席の時こそ、お祝いの気持ちをお伝えしたいものです。
返信ハガキの書き方は? ペンの色や訂正にも心遣いを
招待状の返信ハガキの書き方にも、美しいマナーがあります。
印刷されている「御出席」は、受け取り側に対する敬語です。「御」の字の上に「寿」の文字を上書きしましょう。二本線で消す方法もありますが、「寿」の上書きがおすすめです。
表面の宛先「行」「宛」も同様です。気をつけたいのが「寿美」さん、「壽子」さんなどお名前に「寿」の字が入っている場合。この場合は二本線で消してくださいね。
ペンの色は「黒」です。黒の毛筆や万年筆で書くのが正式なマナーとされていますが、ボールペンでも問題ありません。
可愛いからといってキラキラペン、ピンクのペンなどのカラーペンはNGです。
書き間違えてしまった場合は、塗りつぶしや、修正テープを使うのではなく「寿」の上書きまたは二本線で訂正してください。訂正した場合は、あらかじめ新郎新婦へ伝えておくとよいですね。
知っておきたい、招待状に書く返信メッセージの3つのNG
お祝いの気持ちを伝えるメッセージ。親しい友人の慶事であればなおのこと、心からの祝福の気持ちを伝えたいものです。
メッセージを書く際に気をつけたいマナーは、3つポイントがあります。
1.「、」「。」句読点は使わない。終止符を打つという意味合いがあるため、区切りや終わりを連想させてしまいます。
2.別れを連想させる忌み言葉は使わない。「切る」「壊れる」「終わる」「欠ける」などは使いません。
3.重ね言葉は結婚を繰り返す連想をさせるため、使いません。代表的なのが、「いよいよ」「ぜひぜひ」「いろいろ」「ますます」など、つい使いそうになるので気をつけます。
結婚式の招待状は特別なものです。
一度身につけておけば、次回からは安心ですね。
結婚式の招待状が届くと、幸せのお裾分けをいただいていると感じます。
初めて友人の挙式に参列したときの「神聖な感動」を今でも覚えています。返信ハガキの書き方を親に教わり、こんなマナーがあるのねと驚いたものです。
返信ハガキに、新郎新婦の幸せを祈る祝福の気持ちを載せて届けてくださいね。
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