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食べ物をジッと見つめるボステリちゃんの写真

初めてでも安心! 愛犬と一緒にドッグカフェデビューをするときのマナー

2019/09/27


みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクターの大縣 真弓です。

近年、愛犬が同伴できるドッグカフェが増えてきました。私も、愛犬が2匹います。暑さが落ち着いた季節、愛犬と一緒にお出かけを楽しみたいですね。

ドッグカフェと一口に言っても、形式は主に2種類あります。
ペットショップや、ドッグランなど犬が遊ぶ施設に併設されていることが多い「犬同伴が前提のカフェ」。テラス席や指定された席ならペット同伴ができる「ペット可の一般のカフェ」。
どちらのタイプのカフェを利用するにも、犬のマナーを身につけておきたいですね。

まず、カフェデビューの準備をしましょう!

ドッグカフェを利用する前に、必ずしておくべきことは予防接種を受けることです。
「ワクチン接種やダニノミ対策」はもちろん、また犬の体調が悪い、感染症にかかっている、などの場合は連れていってはいけません。
ワクチン接種は、飼い主の義務です。ドッグカフェで接種の証明書を求められることは、ほとんどありませんが、ドッグランやトリミングサロンを利用する時には必ず提示が必要です。ワクチン接種の忘れが無いように気をつけましょう。

また、ドッグカフェに持って行くものとして、「犬用マット、排せつ処理道具(トイレシーツ、タオル、消臭スプレー、消臭ポーチなど)、マナーパッド、ガムやおもちゃ、犬用の洋服」を用意しておきましょう。

ドッグカフェを利用する時は、小型犬の場合は椅子に直接座らせるのではなく、犬用マットやタオルなどを敷いてから座らせます。
また、犬用の洋服は、犬の毛の飛散防止に役立ちます。特に一般の方と同伴できるカフェは、犬の毛が飛んでいると不快に思う方もいます。服やケープなどを着せることで、周囲の方に不快な思いをさせないよう気遣いをしましょう。

ワンこのラテアート

準備を整えておくと、安心して楽しむことができますね。
私は、この他に、お水とお水を入れるボウルを持って行きます。お水を用意してもらえるお店もありますが、一般のカフェには少ないのであると便利ですよ。

入店する前に排せつをしておきましょう!

お店に入る前にしておきたいことは、排せつを済ませておくことです。
お店の中での排泄は、タブーです。店内で排せつをしてしまうと、お店にも周りのお客様にも迷惑がかかります。
入店前に排せつが終わっていると、飼い主も安心してカフェで過ごせます。お互いに気持ち良く過ごすために、排せつを済ませてから入店しましょう。

特に、車で直接カフェに行くときは、犬はどこに連れいかれるのか不安な気持ちになり、警戒心が強くなります。入店前に軽く散歩をさせて、排せつをさせてあげることで、犬もリラックスして過ごすことができます。万一に備えて、マナーパッドや犬用おむつを使用するのも良いでしょう。

満足しておりこうさんにしているワンこの写真

私の体験談ですが、以前、散歩をさせずにそのまま入店したことがありました。
途中で犬がソワソワしだしたので、散歩に連れ出すと、すぐに排せつしました。ずっと我慢していたようで、可哀そうな思いをさせてしまった経験があります。それからは、散歩をしてから入店するようにしています。

クールダウンができるしつけを身につけましょう!

愛犬のしつけとして、「お座り」「伏せ」「待て」を習得しておきましょう。
カフェはさまざまな人が利用していますし、話し声や音楽などいつもと違う音がするため、犬は興奮しやすくなります。興奮すると、吠えたり落ち着きなく動いたりと、いつもと違う行動を取る可能性が高くなります。
そのような状態をコントロールするために、日頃から「お座り」「伏せ」「待て」など、クールダウンの方法を身につけておきましょう。
また、愛犬が好きな、おもちゃやガムを用意しておくのもおすすめです。

食べ物をジッと見つめるボステリちゃんの写真

店員さんがメニューを聞くときや、食事を運ぶために近づくと、愛犬が吠えてしまい、注意された苦い経験があります。そうなると、心穏やかにカフェで過ごすことができませんし、吠えるとうるさく、会話の邪魔になります。
心配な方は、テラス席からスタートするのが良いですよ。

気持ち良くカフェを楽しむには、飼い主のマナーが大切です。マナーを守って、愛犬と楽しいカフェタイムを過ごして下さいね。

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このマナーについては、#マナーOJTインストラクター #ペットマナーインストラクター

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 大縣 真弓

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