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マナー講師になりたいあなたに贈るたった3つの夢への鍵

2020/12/11


みなさん、こんにちは。
一般社団法人 日本マナーOJTインストラクター協会会長の笹西真理です。
いつもマナーアップマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

日々の暮らしに役立つマナーを市井の方々に届けようと始めたこのウェブマガジンもおかげさまで2回目の冬を迎えました。
その間、ソーシャルマナーを取得されたアイドルの方がお話くださったり、またJAMOI所属講師一人ひとりが頑張って全国各地のみならず、オンラインでも各種講座を開講したりすることで、ソーシャルマナーに対する興味やJAMOIに対しての関心も寄せて下さり、このマナーアップマガジンをお読みいただく方も増えてきました。

最近では、マナーそのものに興味がある方だけでなく、そのマナーを教える側になりたい。マナー講師になりたい!との思いで読まれている方も多いのです。
今回のコラムはそんなあなたにお贈りします!
マナー講師になりたいとお考えの方はぜひご一読ください。ご自身に合った講師資格を取得して、ぜひ私たちと一緒に活躍しませんか?そのために大切な資格を選ぶポイントをお伝えします。大切なのはたった3つ。まずは実践してください。

あなたのなりたい”マナー講師”像をしっかりイメージ!

マナーを教えるからマナー講師ではありますが、昨今マナー講師にもいろいろな形態があります。

例えば、ご自宅で好きなインテリアと小物に彩られたサロンを開き、集まった女性に立ち居振る舞いや、女性らしい話し方、テーブルマナーを教えるマナー講師。

大企業の会議室で、ビジネススーツを着た受講者を相手に、ビジネスマナーや電話応対、クレーム対応についてレクチャーするのもマナー講師。

地元に根差した老舗店舗のスタッフに、実際の働く現場とお客様にフィットした接遇方法を教え、講義した後彼らの成長を見守り、はっぱかけるのもマナー講師。

全然違う職業に見えるかもしれませんが、そのどれもが『マナー講師のお仕事』です。
JAMOI講師 講習の様子
マナー講師になりたいなぁとお考えのあなたは、どのマナー講師になりたいですか?

思い描くのは簡単です。教えるあなた自身が、どんな世界観の中で、どのような装いで、誰に教えているかをイメージしてみましょう。
自分磨きをしたいとお考えのレディ対象のマナー講師になりたいなら、あなた自身も『先生素敵!先生みたいになりたいです!!』と思われるレディ然として登壇しなければなりません。

それとは逆に、大企業の研修に登壇したいなら、派手なネイルもこれ見よがしのブランド品もNGです。かっちりとしたスーツにすっきり結ったまとめ髪、控えめながら説得力のある講師然として挑まなければ、受講生はあなたの言うことを半分も聞いてくれないかもしれませんね。

このように、同じ『マナー講師』であっても、あなたの求める未来によって、選ぶべき資格は変わってきます。
人生の大きな選択でミスしないために。まずは、どのようなマナー講師になりたいのかをしっかりイメージしましょう。

その資格で大丈夫!?あなたの活躍イメージが実現できるのかしっかり確認

「マナー講師になりたい。活動イメージはこんな感じ!」を、しっかり思い描けたら、次は、その夢を実現できる資格を探しましょう。

自己研鑽を積んで、ご自身で納得したらマナー講師を名乗るというのも一つの方法です。しかし、公的団体から認定を受けてないと、すぐには信頼されないことも多いです。その上実績も無いとなると、何かと不便、不都合があるかと思います。
最初からスムーズに講師活動に取り組むためにも、認定マナー講師資格の取得をお勧めします。

では、どのような団体の資格を取得すればいいのか?というのが次のポイントです。
マナー講師資格を認定している各種団体があるので、情報はホームページで簡単にご覧になれます。

その際に、どこに注目すれば、あなたが間違わないで団体を選べるのか。ここはとりわけ重要ですので、分かりやすく箇条書きでお伝えしましょうね。

①、その資格で、実際に活動している人はいる?
②、その資格で、あなたはマナーの講座や研修を開ける?
③、その資格で、オリジナル講座を作ったり、研修を実施したりできる?
④、その資格は、講座自体の作り方や運営方法を教えてくれる?
⑤、その資格で、あなたのお手本になるマナー講師はいる?

以上、5点に注意していろんなホームページをご覧ください。

マナー講師資格を販売している団体は、昨今たくさんあります。
ですが、資格を取得したらそれまでで、資格取得後のサポートが一切ない団体もあります。
中には、講師資格を発行しているにも関わらず、『資格取得後2年は開業禁止』『同一エリア内での営業禁止』などをうたっている団体があるそうです。これは、大昔の私自身の経験と、現在私と一緒に活躍しているマナー講師(JAMOIの会員講師)たちからの情報で確認したことです。

また、例えば講座の中で習う挨拶やお辞儀。このお辞儀一つとっても、一般的にこれがエチケットや作法として『角度が○度のときは、どういう意味があり、目線はどの辺、タイミングはどう』など、決まっている内容があります。そうした作法としての紹介すら許さないという団体があります。
そうしたコンテンツを使って講座が開けないとなると、せっかく取得した資格も、どのように活かせるのかは不透明です。

マナー講師資格は公的な資格ではないので、上記のような無理難題を受講者に押し付けてくる個人や団体が資格認定を行っている場合もあります。活動実績がない=本当にマナー講師として活躍していないからこそ、それが本当に活躍するときには、全然役に立たないどころか、無理難題だということに気づけないのでしょうか。

こうした『ガチガチルールで縛って活動させない資格』とは反対に、『決まったことしかさせない資格』もあります。
これは一見、講座のテンプレートがあって便利そうに思えますが…。
あなた自身のこれまでの経験や強みを生かした講座作りなどの相談には一切乗ってくれないので、果たしてその未来図があなたのなりたいマナー講師像と一致しているのかは、はなはだ疑問です。
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思い描いた未来をきっちり実現できることを念頭に、まずはしっかり確認してください。

資格取得の際に大事なこと・資格取得後に大事なことをきっちり分けて考え行動する

あなたの思い描いた未来を実現できる、マナー講師になれる講座を選んだら、次は、行動することに意識を置いてください。

資格は、取ることがゴールではないはずです。特に、マナー講師資格は、取って初めてあなたの新しい人生がスタートします。

講座で学ぶことはどれも新しく、大人になってからの学びでは、思いがけず苦戦することもあるかもしれません。せっかく学び始めたのに、一つのことにこだわり過ぎて先に進めないのはとても残念です。そんなときに、救いの手を差し伸べてくれる先輩講師がいると、あなたの未来もグッと変わってくることでしょう。

まずは習ったことを繰り返し実践し、悩んだときに相談できる先達がいる。
何事も修得にはトライ・アンド・エラ―です。実践し、失敗したら相談して、成功体験を積み重ね、あなたの思い描いた未来を手に入れてください。
アフターフォローがある団体を選ぶのも大切ですね。

マナー講師になりたいな!と思われている方に向けて、私の来し方を振り返りながら、現在のトレンドも交えてお伝えしました。

しっかりイメージして、しっかり確認して、しっかり動く。
以上の3つのポイントは、マナー講師だけでなく、何かになりたいと思ったときに大切な行動ばかりですね。つまり、この3つはあなたの夢の扉を開く鍵だといえます。

マナー講師になるのはそんなに特別なことではありません。企業研修で、大きな会議室で行われる群衆を前に熱弁するのも、大学や専門学校で、これからの社会を支える学生たちにマナーを教えるのも、自分を磨いて人生を変えたいと頑張る女性を応援するのも、また、子どもに社会性と他者との関係を教えこれからの人生をより良く生きられるお手伝いをするのも、すべてマナー講師です。
イメージ!確認!動く!の3つで、あなたの思い描いた未来を、しっかり形にして下さいね。

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思いやりの心を行動で表すためのアイデアが詰まったウェブマガジンです。お役に立てれば幸いです。

このマナーについては、#マナーOJTインストラクター #企業研修講師ストレートコース

日本マナーOJTインストラクター協会
会長 笹西真理

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