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2022年マナーアップマガジン新年あいさつ

新年のご挨拶 マナー講師協会会長として次代を担うみなさまへ 知っておいていただきたいこれからの視点と取組み

2022/01/01


新年あけましておめでとうございます

日頃よりマナーアップマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。一般社団法人 日本マナーOJTインストラクター協会、JAMOI会長の笹西真理です。

晴れやかに2022年がスタートしました。
おかげさまでマナーアップマガジンもスタートからまもなく4周年を迎えようとしています。
恒常的にエディター講師陣が入れ替わり、より多くの有益な「マナー」をお伝えできるよう日々取組んでいます。
ぜひ本年も楽しんでお読みいただければ幸いです。

さて年始にあたるこのコラムでは、ポストコロナを見据えた「今、講師に求めたいこと」を、大勢のマナー講師とこれまで数々の研修を手掛けてきた私の目線でお届けします。

研修手法に対する柔軟性を持つ

感染症への心配がやや落ち着いてきた今、「社員教育」に取り組みたいという前向きなお考えの企業は多くあります。

また『成長と分配』を掲げる岸田政権において教育研修業界は追い風を受け、研修ニーズは非常に高まっているといえるでしょう。
しかし、全てが以前と同じ形に戻るのか。
講師になりたい方なら誰でも活躍できるのかというと、残念ながらそうではありません。

では、これからの時代に活躍できる講師とは?
それは、変化の時代にあって『手法』を柔軟に使いこなせること。
それができる講師がこれからの時代、求められます。

オンラインの研修、対面で行うこれまで通りの研修。
いずれの講習においても力を発揮できることが求められます。
対面での集合研修に登壇するマナー講師のイメージ
これまでの2年でZoomやTeamsといったオンラインツールを用いた研修の機会は非常に多くなりました。
このコラムをお読みの方の中には、既にそうしたツールを用いた研修を実践して来たという方も少なくないことと思います。

オンラインにはオンラインの、対面講座には対面講座の、それぞれに特有な講座の運営方法があります。
例えば演習一つとっても、声がけする際にはどういったことに気を付けるべきかなどは、オンラインと対面では違ってきます。
そのどちらかしか「できません」と言うのではなく、どちらの手法でも充分に受講生を惹きつけ、巻き込むことができるかを、今の講師は問われています。

オンラインと対面の違いは、いずれも研修手法を身につけることで対応可能です。

研修目的に対して効果が高く、成果に直結する手法を柔軟に扱えることは、これからの時代を生き抜く講師の可能性をひろげてくれます。

成長と効果を測定できる視点をもつ

昨今の企業研修では、社員教育を充実させ、成長につなげることは、もはや一過性のトレンドではなく、当たり前として求められる最低要件となりつつあります。

そんな今、単純に「研修をやりました」で済む教育は、この先なくなると考えた方が良いでしょう。

この教育や研修はどんな成果につながるのか?
学んだ未来にどのような結果が得られるのか?

研修がもたらす効果を見据えた企画をし、提案できる『コンサルティング型教育』が求められています。
コンサルティング型とは、課題解決型と言い換えることができます。

KPIという言葉をご存じでしょうか?
KPI、Key performance Indicatorとは、日本語では重要業績評価指標と訳されます。
目標を達成するために必要な行動を、どれだけの期間でどれ程の量をこなせたるかを観るものです。
これが、業績という目標達成の可否を判断するのに役立つ指標となります。

例えばあなたが研修ゴールに、支援先の店舗の売り上げUPと設定したとしましょう。

昨年度と比較して120%UP!と考えたときに、じゃあそれはどうやって達成できるのかを具体的に考えねばなりません。

「接客の満足度が上がれば売り上げはUPする」
「商品の質をあげれば売り上げはUPする」などと、曖昧に思うだけでは何から取り組めば良いのかわかりません。
グラフを前に検討するマナー講師のイメージ
KPIを理解できている講師なら、まずは現状分析から入ります。

現在の売り上げ構成を確認すると「リピーターのお客様が売り上げの80%を占めている」「Aの商品群を購入された方の満足度は高い」ということが分かったとします。

であれば、このお店の売上をUPするためのKPIは、
『リピーターの数を2倍にするために、新規客に対して声がけを1回はする』
『Aの商品を知ってもらうために、訪れたお客様に対して必ず1回はAの商品説明を行う』
という具合に設定できます。

そうすることでゴールと設定した『売上 昨年対比 120%UP』が現実になる可能性があがることでしょう。

KPIの視点を持って教育を考えられるかは、これからの講師にとって非常に重要な素養と言えます。

ここ数年、人事担当者から研修を企画する際に「成果を見据えたKPIを設定してください」ということを頻繁に言われるようになりました。

コロナ禍を経て、企業のリクエストは以前より、より明確で具体的なゴールを思い描かれています。

離職率やCS(顧客満足度)・ES(従業員満足度)などKPIに設定できる項目は多岐にわたります。

あなたがもし今、研修講師を志す段階ならば、このコラムを読んだ後は、『何を教える』か、ではなく『どう目的を達成するか』と考えてみてください。
この『教育研修成果をどう出すか』は、常に考えることであなたの活躍の幅を広下てくれることでしょう。

ストレッチゾーンに身を置く

あなたは、いつも同じことをするのが習慣になっていたり、いつまでも自分のできることに固執してしまっていたり…、そんなことはないでしょうか。

いつもと同じコト、人、空間に囲まれているとリラックスでき居心地がいいですね。
この状態をモチベーション理論では「コンフォートゾーン」と呼びます。

一方で、経験したことのないことにチャレンジしたり、新しい人脈を作ったり、違う場所へ行くことは負荷がかかり、緊張や不安が伴います。
しんどい!とストレスを感じることもあるでしょう。
こうした状態は、「ストレッチゾーン」と呼びます。

では「コンフォートゾーン」と「ストレッチゾーン」人はどちらにいる時に成長するのでしょうか?
それは適度に負荷のかかる「ストレッチゾーン」にいるときです。

コンフォートゾーンにいると、刺激は生まれず、いつまでも現状が続いていきます。
居心地のいい場所に居続けることは楽かもしれません。

しかし、もしあなたが「今年こそ講師として成長したい」と願うなら、どんどん新しいことにチャレンジしてください。
新しい人に出会い、新しい仕事に取組み、行ったことのない場所に身を置くのです。
店舗OJTに臨むマナー講師のイメージ
研修講師は組織と、人の成長をサポートする仕事です。
ストレッチ(伸び)を促す講師自身が、あなた自身がどれだけストレッチできているのか?
チャレンジしているのかを問いながら、本年もぜひ活動していきましょう。

日本マナーOJTインストラクター協会は、2022年も自らをストレッチし、よりよく変化することを恐れずに活動してまいります。ぜひご一緒によりよい1年にいたしましょう。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
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このマナーについては、#マナーOJTインストラクター #企業研修講師ストレートコース

日本マナーOJTインストラクター協会
会長 笹西真理

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