これだけおさえればあなたもマナー講師になれる!3つのポイント
2021/01/15
みなさんこんにちは。
日本マナーOJTインストラクター協会の中の人です。
日々の暮らしにマナーを取り入れたいあなたの役に立つマナーアップマガジン。
ここで日々の暮らしに役立つマナーについてコラムを書いてきたのは、みな現役で活躍しているマナー講師です。
マナー講師というと、見た目綺麗で、お辞儀の角度は何度、上座下座の位置はこう!などの決まりをそらんじられれば良いと思われる方が多いと思います。
実はマナー講師の仕事は、決まりきったことを“上演”するだけの簡単なお仕事ではないのです。
今回は、これまでのべ1000人のマナー講師志願者をサポートして来たJAMOI事務局の中の人だから言える!
世間であまり知られていない、マナー講師になるためにこれだけはおさえておきたい大切なポイント3つをお伝えします。
どれも簡単なことばかりなのに、つい見落としてしまいがちなことばかりです。
マナー講師になりたいな、とお考えの方はぜひご一読ください。
マナーとは何か? マナーに対する考えをしっかりもつ
マナー講師というと、一問一答、正確無比の答えを即座に提示できる人と思われる方が大勢いらっしゃいます。
確かに、茶道や華道などの伝統文化に詳しい方や、洋食のテーブルマナーについて詳しく解説できることを得意とされているマナー講師の方も大勢いらっしゃいます。
ですが、マナー講師は、そうした伝統を正しく教えられるだけではありません。そもそもマナーとは?
マナー講師になるにはまず、マナーとは一体何なのかをしっかり自分の中でもちましょう。
JAMOIでは、『マナーとは、思いやりの心を行動であらわすもの』とお伝えしています。
日々の暮らしの中で「あれ?こんなときどうしたらいいのかしら?」と思ったとき。
それが、冠婚葬祭であったり、古くから決まっているテーブルマナーや服装の決まりであったり。
そうした場合なら伝統の作法やエチケットに従えば正解ですね。
しかし、そうした伝統文化にのっとった判断が出来ないときは?
そんなときは「相対する方を思いやって行動しましょう」と、JAMOIのマナー講師たちはお伝えしています。
大切なのは、人と人が一緒にいるその空間を、快適に寛げ、居心地の良いものにすることです。
そのために必要なことは何か、どうすればお互い気持ちよく過ごせるか。
そうした、マナー=思いやりの心を行動であらわすことを実践するために必要なことをJAMOIのマナー講師は、お伝えしています。
自分とは何者か? あなた自身の強みを自覚しよう!
マナー講師になられる方はみなさん、それぞれの道で培った経験をしっかりおもちです。
例えば、大手百貨店に長年勤めてこられたJAMOI会員の方は、お店の最前線で接客する業務からはじまり、新人や若手に接客のコツや、会社の方針を説明する社内講師として重宝されています。
大手航空会社で管理職まで勤め上げ、何万人ものスタッフを束ね、非の打ちどころのない立ち居振る舞いと、高いレベルでサービスの質を担保して来た方もいます。今のJAMOI代表のことです。
また、マナー講師が多数在籍するJAMOIにも、
接客が大好き!その楽しさを伝えたい
ワインや輸入食材に明るい!この知識で日々の暮らしをキラキラさせたい方のお手伝いをしたい。
子どもたちにマナーを教えたい!愛される人になるためのサポートをしたい。
ビジネスマナーを通してロジカルシンキング!成果を上げるビジネスパーソンになるための秘訣を伝授したい。
などなど。JAMOIのマナー講師はそれぞれ得意分野をもっています。
こうしたいわゆる強みは、仕事として接するうちに、好きが高じてのめり込み、気づいたら知識と経験が重なっていたという方が多数を占めます。
マナー講師になりたい方は、こうした強みをぜひ、あなた自身のキャッチフレーズにしてください。
得意分野がまだないという方は、なりたいイメージをキャッチフレーズにしてみましょう。
そこがあなたの目指すゴールです。
ぜひ、その分野での研鑽を深めて下さい。
あなたが売れる商品は? インプットとアウトプットで個性を活かしたマナー講師になる!
マナー講師が売れる商品とは、あなた自身。つまり、あなたの中にあるものであり、それは知識と経験です。
消費者の好みが多様化している今、マナー講師に求められるインストラクション、指導力量は、ありきたりのものばかりではありません。
お辞儀がきちんと出来て、笑顔がよければ売り上げがあがるというわけではありません。
一定のビジネスマナーを分かりやすく教えることは、マナー講師としては当たり前です。
そうしたことは当たり前に教えられたその上で、あなたの講座を受講する方に伝えられるものは何でしょう?
受講生さんを成功まで導くのに必要となるものは、何でしょう?
それはズバリ、あなた自身が『役に立った!』と思う知識や、『やった!成功した~!!』という体験です。
紆余曲折歩いてきたなかで、「この考え方、もっと早くに知りたかった!」「こんな簡単なことどうして誰も教えてくれなかったの?」と思ったことはないですか?
どのタイミングで、何に気づき、どう振る舞えば、あなたは成功できたのかをじっくり思い返しましょう。
そしてそれを成功への近道として、伝わる方法で受講生に教える。
そうしたことを教えられるのが、これからの社会に求められるマナー講師であり、それが上手にできるようになれば、きっと活躍できることでしょう。
マナーを知り、自身を知り、売れる商品を知る。
こう書いてみるとどれも簡単なことばかりなのですが、結構見落とされがちです。
それどころか、最初は、「自分に無い何かこそが大切!」と、あれこれ色々手を出す方の方が多いかもしれません。
新しい情報を仕入れるのは、まずはあなた自身の足元をしっかり固めてからをお勧めします。
そして、情報は、一度仕入れたからといって、未来永劫使いまわせるわけではないことにも注意しましょう。
世間がマナー講師に求める役割は、多岐に渡ります。
社会のニーズに柔軟に応じ、マナー講師自身も変化し続ける、成長できることが重要です。
2度目のおうち時間が推奨される今、その時間を利用してマナー講師力を上げるため励まれている方は大勢いらっしゃいます。
思いをしっかりもって学びつづければ、社会に必要とされるマナー講師になるのも、そんなに難しいことではありません。ぜひこの機会に、あなたも社会に求められるマナー講師の勉強をしてみませんか?
心地よい人間関係を築くヒントをお届けする「Manner Up Magazine(マナーアップマガジン)」
思いやりの心を行動で表すためのアイデアが詰まったウェブマガジンです。お役に立てれば幸いです。
このマナーについては、#企業研修講師ストレートコース #マナーOJTインストラクター養成講座WEB講座 #ソーシャルマナー
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