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卒業式・屋外記念撮影のイメージ

将来辛いときにあなたを助ける!記念写真『前撮り』のススメ

2022/07/01


みなさん、こんにちは。
シニアマナーOJTインストラクター・キッズマナーインストラクターの前澤 暢子(マエザワ マサコ)です。

withコロナ禍の生活収束にともない、ご家族・ご親族の皆様、そして中の良い友人達との楽しい時間を過ごされる様になられた方も多いのではないでしょうか。
社会が少しずつ以前の生活に戻りつつあるのは、嬉しいですね。

ようやく戻り始めた今、コロナ禍でやり残したことを一つずつ片づけていきたいと思います。
記念撮影などはいかがでしょうか。
以前なら、結婚式や成人式、卒業や入学、誕生日など人生の節目となる大きなイベントの際に、当日の撮影だと混雑して大変な場合『前撮り』していたものです。

式典の用意は慌ただしいものです。
「前撮り」は本番当日の為の、予行練習とお考えになってはいかがでしょう。
このコラムでは、『前撮り』についてお伝えします。

『前撮り』と同時に、コロナ禍で大きなイベントを、盛大に祝えなくて残念だったという方もお読みください。

時間は取り戻せませんが、写真一枚あることで、思い出を呼び覚ましてくれます。

卒業式『前撮り』『後撮り』でなりたい自分で記録に残す!

「卒業式袴」というと大学生・専門学校生の卒業式のイメージが強かった私ですが、最近では、高校生の卒業式でもおめしになる方が増えているそうです。
制服のある方も記念に、袴で前撮り記念写真はいかがでしょうか。

着物に慣れていらっしゃる方であれば、長時間着てお式に臨むのも苦ではないと思われますが、初めての方にとっては窮屈に感じることもあるかもしれませんね。

袴、着物で出席するとなると、朝早くから、ヘアーをセットしてもらい、着付け、記念撮影、お式出席、茶話会などのパーティ…と慌ただしい一日になります。

前撮りならセットアップしてから撮影だけだから、気持ちの上で余裕がもてます。

『前撮り』ならばお式本番の準備チェックにもなります。
『後撮り』ならば、あなたの想像に応じてあれこれグッズやメイク道具を持ち込み、お店の方や付き添いの方に相談することも可能ですね。

レンタルする会社によっては当日の着物・袴と同じもので記念写真を撮る事ができます。
前撮りの機会に、家族でお写真におさまる。
なんていうのも素敵ですね。

前撮りは、夏だと比較的リーズナブルな料金設定をなさっているところが多いですね。
卒業式・屋外記念撮影のイメージ
2年前の今頃、うちでも娘の高校卒業式の記念に袴で前撮りをしました。

セットの際にスタッフさんから受ける、髪型や髪飾りなどについてのアドバイスを、娘がニコニコしながら伺っている様子に、隣で見ていた私も笑顔になりました。

晴れの日の着物
キラキラのステキな装いは、みんな大好きです。
自然と嬉しい気持ちにしてくれる、記念の一枚になりました。

成人式 『前撮り』で本番慌てない振袖デビューの練習も!

成人年齢が18歳に引き下げになりました。
成人式の参加年齢は、開催する自治体の判断にゆだねられているそうですので、2023年の成人式に出席される方の年齢はまちまちなのでしょうか。

何歳で出席しようが、素敵な記念を残したいものですね。

成人式の会場は、慣れない場所であることが多いようです。
親族の方から引き継がれた大振袖をお召で参加を予定される、お袖の持ち方・歩き方もマスターしておかなければ、時間とともに着崩れてしまいます。

そんな心配なく、ゆっくり時間をもてる前撮りはお勧めです。

成人式には、お母さまが召した大振袖、おばあ様の中振袖など、親族代々受け継がれるお着物を召すのも素敵です。
成人式記念撮影のイメージ
前撮りの機会に、着物での所作を実践してみるのも、着崩れ防止の練習にもなりますね。
お着物の場合、普段メイクとの違いにもお気づきになるのではないでしょうか。

会社によっては、屋外など自然光の中での撮影を行ってくれるところもあります。

お勧めのシーズンとしては新緑の頃や、夏休みの頃ですが…。
暑さが苦手で着物を汚したくないという場合は、庭園やスタジオ背景などで自然光を得られる場所を選ぶのも選択肢の一つですね。

学生さんなら、夏休みに帰省なされた頃にスケジュールを組む方もおおいですね。

最近では、特徴を活かしたレンタル専門の会社も多く、調べる楽しみもあります。

成人を迎える娘のいる母の気持ちとしては、あんなに小さかった娘が大振袖を身に付ける年齢になり、大人になったと感慨深いものがあります。

小さい頃からお世話になっている写真館の方からしっかりアドバイスも頂いているので、前撮りが今からとても楽しみです。

結婚式『前撮り』素材の活用で当日を盛り上げる!

結婚式は人生において大きなセレモニーですね。
二つの家族が親戚になり、親族が増え、ふたりの人生の門出を祝います。
皆が温かい気持ちになります。

結婚式の前撮りは、結婚式の2~3か月前に行うのが主流になりつつあるそうで、スタジオ撮影だけでなく、屋外やお気に入りのテーマパークでの撮影プランを用意している専門のお店も多いようです。

場所や時節、時間によって撮影し、オリジナリティーやクオリティーを追求し楽しめますね。
新緑の中白無垢姿や、ウエディングドレス姿で撮影をなさっている方を見かけると、見入ってしまいます!

前撮りの良い点は、ウエルカムボードをはじめ、ビデオに編集したウエルカムアイテムや、ペーパーアイテムにも使える点です。

私が結婚式をした頃は、前撮りは前日というのが主流出した。
多くのパターンデータから選ぶこともできる、今の方たちがうらやましい限りです。

挙式当日は、親族一同の写真撮影から、披露宴などの記録撮影や、来てくださった方々との記念撮影もありますので、大忙しです。
納得いくまで取り組めるという意味でも、前撮りをおすすめいたします。
夏の結婚式、記念写真のイメージ
節目のセレモニーの記念写真は、後々の楽しみとなります。
成長を見守ってくださった祖父母などご親族の方には、感謝を伝える記念のプレゼントに、写真をあしらっても素敵ですね。

人と人とのつながりの大切さを改めて見直すきっかけとなった2年間でした。
ようやく自粛規制がやわらいできた今。
この2年間の思い出を、ステキに上書きできる将来へのお土産に、『前撮り』で今のあなたを残しませんか?

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日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクターの前澤 暢子

講師前澤暢子blog

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