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スポーツジムで頑張る素敵な女性の写真

スポーツジムデビューの前に知っておきたい3つのポイント

2020/11/06


みなさんこんにちは。
マナーOJTインストラクターの安徳 美妙です。

「筋トレブーム」と言われる昨今。スポーツ選手や一部の愛好家だけでなく、幅広い層で筋トレに励む人が増えています。私自身も昨年よりジムに通いはじめ筋トレにはまっている一人です。スポーツジムに通いはじめた頃は、何かとスポーツジムの“作法”が分からず緊張しました。
自分だけ場違い?浮いてる??なんて考え始めると、気になって運動に身が入りません。

そんな心配をしなくていいように、これからジムに通いたいとお考えの方、すでに通ってはいるけど、「私浮いてる?大丈夫?」と不安な方に。安心してスポーツジムを楽しむために簡単にできる『スポーツジムで気にしたい』3つのポイントをお伝えします。

ご自身も周囲の方も心地よくなることばかりです。実践してみてトレーニングライフを楽しみましょう!

スポーツジムでの身だしなみ ポイントは『清潔感』

思いっきり汗をかくために行っているスポーツジムなのに、『清潔感』とは、これ如何に???と考えらえる方もいらっしゃるかと思います。
この清潔感は、『相手に不快感を与えない』という意味で捉えてください。

スポーツジムに入会する際「服装はご自身が動きやすい格好でいいですよ」と説明を受けたかと思います。もちろん運動しやすいことが大前提ですが、スポーツジムでは、多くの人とスペースや器具等を共有するわけですから、他の方たちの目に映るということも意識しなければなりません。

動きやすいからと言って、パジャマ代わりの部屋着や、着古してあちこち染みがついた、首回りもヨレヨレのTシャツなどは避けましょう。
「毎日お風呂にも入っているし、石鹸の臭いもさせているし、見た目ヨレヨレでもいいじゃん」と思うかもしれませんが、スポーツジムも公共の場です。おしゃれとは言わないまでも、他人がいることを念頭に『清潔感』を意識しましょう。

例えば、ヘアスタイルも、汗をかいて顔や首元に髪の毛がぺったりとはりついているのはあまり美しくありませんね。また、長い髪の場合は、髪を振り乱すことで汗が飛び散り周囲の方に迷惑をかけていることもあります。
見た目と、汗の飛び散り防止のためにも、しっかりまとめておくのがおすすめです。
スポーツジムのウェアにもこだわろうのイメージ画像
また、運動時の汗とニオイの問題は切り離せません。

室内でエアコンが効いているとはいえ、汗をかいたままトレーニングを続けると、不快な臭いが発生します。その臭いは、自分だけでなく、周囲の方にも届いていることがあります。
必ずハンドタオルを用意し、こまめに汗を拭くなどしましょう。

ウェアを選ぶ際には速乾、消臭など機能性にすぐれたものを選びましょう。スポーツウェアを選ぶのが最適です。

また、女性の場合は下着もスポーツ専用のものを着用することを強くお勧めします。
トレーニング中にウェアからランジェリーがチラリと見えてしまっては周囲の人もよい気持ちがしません。良い気持ちがしない以上に、運動用の保護機能を持っていない下着だと、エクササイズにも集中できません。

最近は運動の種類に合わせてバストやヒップをケアしてくれる専用下着も販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。

私もジムに通いはじめた当初は、スポーツウェアのデザインが派手すぎないか、体のラインが出すぎじゃないかと心配になりました。ですが、そもそもスポーツジムとは身体に意識を向けるための場所なので、そこの利用者は、運動しやすく、体にフィットしたデザインのものを着用している人が多いです。

通い慣れてくるとデザインも普段着では着ないような色のものを選べることがむしろ楽しくなりました。
気に入ったウェアを身につけて自身のモチベーションを上げる!というのも大切なことですね♪

スポーツジムで気をつけたいコミュニケーション ポイントは『適度な距離感』

利用者はジムに「お友達作り」を目的に来ているわけではありません。利用者同士のコミュニケーション、そしてインストラクターとのコミュニケーションでは「適度な距離感」を保ちましょう。

ジムを利用する人の動機は、そのほとんどが身体づくりや、運動不足解消などいわば自分自身と向き合うためと言えるでしょう。お友達を作ろう!と思って通っている方はほとんどいらっしゃらないと思われます。
もちろん通ううちに顔見知りになり、挨拶や情報交換などをすることもあるかと思いますが、スポーツジムでは行き過ぎたコミュニケーションはNGです。
仕事や家族構成など、立ち入ったことを聞くことは控え、適度な距離感を保ちましょう。例え相手から話題をふられることがあったとしても、そもそもトレーニングを目的とした場所で長時間おしゃべりをする行為自体が他の利用者の方にとっても目障りなものです。
会話はそこそこに切り上げ、貴重な時間はぜひトレーニングのために使いましょう。
事務のランニングマシン
爽やかな笑顔で挨拶をする。例えば「今日も頑張りましょう!」のひと言をかけてさっとトレーニングに入る、それだけでもジムという場所においては十分なコミュニケーションだといえます。ぜひ自分から実践して雰囲気作りをできるのが理想です。

また、インストラクターを独占して質問責めにしたり、世間話に付き合わせたりすることもNG行為です。プロとして運動と施設の快適な利用をサポートするためにいる人を、四六時中一緒にいる“つれあい”のようにすることは避けましょう。

ジムのインストラクターにとって利用者は顧客であり、はっきりとは断りづらいものです。そこに甘えすぎてしまうと信頼関係のバランスが崩れてしまいます。

お互いにとってよい関係を保ち、心地よくジムを利用するためには利用者側のマナーも必要です。

コロナ禍で変化したスポーツジムのマナー ポイントは『安心感と安全感』

2020年の春先、コロナウイルス感染拡大防止のため、多くのスポーツジムは臨時休業を強いられました。その間、ジムに通えずトレーニング不足からストレスを感じた方も多かったと思います。営業が再開した今、利用者が安心してトレーニングを継続できるよう、運営側も様々な配慮を行っています。

私が通うジムでも、加盟する日本フィットネス産業協会の最新のガイドラインに従って入館時の検温、トレーニング中もマスクで鼻と口を覆うこと等が義務付けられています。また館内いたるところに消毒液が設置され、器具やマットを使用した際には都度消毒するよう呼びかけています。

スタジオなど閉鎖空間で行われるレッスンでは、人数制限や間隔確保、頻繁な換気を徹底したうえで、マスク着用で有酸素運動を行う方もいらっしゃることを前提に、運動強度を調節したプログラムの提供にと工夫を凝らされています。

参考:一般社団法人日本フィットネス産業協会|FIA フィットネス関連施設における新型コロナウイルス感染拡大対応ガイドライン(2020年5月25日)

思い切りトレーニングができない!という気持ちもあるかとは思いますが利用者の安心と安全を配慮してのこと。
利用する側としても心がけたいのは、実際に「安全である」ことに加え、周囲の人が「安心できる」ように振る舞うことです。

例えば、スタジオレッスンでマットや器具を準備する際、親切心で他の人の分まで取ってくれる方がいらっしゃいます。これまでならありがたいことでも、このような時期においては、他の人の物にできる限り触れないことが安心感を与える“親切”となる場合もあります。

また、ロッカールームでも気遣いが必要となります。
利用者同士がコミュニケーションをとりやすい場所故に、会話に花も咲きますが。
ウィズコロナの今は、洗顔やメイク直しでマスクを外しているときの近距離での会話は、避けた方が無難でしょうね。

コミュニケーションを取る際は、マスクをしたり、軽い会釈だけで済ませるなど、今は周囲の方に安心感、安全感を与える心配りも出来ると良いですね。
ジムに必要なあれこれの写真
スポーツジム通いで目指すのは、身体も心も美しくなること!

ウィズコロナの今もスポーツジムに通って、トレーニングを続ける美しいボディライン、健康的な身体を手に入れたいですね。そんな中でも、運動中も清潔感、周囲への気配り、心配りを実践できれば、素敵ですね!

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マナーOJTインストラクター 安徳 美妙

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