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太陽に向かって走る人後ろ姿の写真

3日坊主にならないための続けるコツ

2019/01/22


みなさん、こんにちは。
マナーOJTインストラクターの大縣 真弓です。

今年の目標は、何か決めましたか? たとえば、「毎日、日記を書こう!」「ダイエットを始めよう!」「〇〇の資格を取るために勉強しよう!」など、特に新年は新たな目標に向かって気持ちも高まりますね。
とはいうものの、1月も15日を過ぎると、そろそろ“三日坊主”になることも出てきます。

三日坊主になるのは、あなたの性格や意志が弱いからではなく、新しく始めたことが習慣の中に組み込まれていないことが一因。
たとえば、勉強をしようと思っていたけどテレビをつい見てしまい、気がつけば勉強する時間がなくなっていた……というケース。
これは、それまで無意識にしていた習慣、【家に帰る→(無意識に)テレビの電源を入れる→(つい)テレビを見る】という行動に邪魔をされていることが原因です。
この無意識の行動のために、【(いつの間にか)勉強する時間がなくなる→続かない】という結果になり、新たな「勉強する」という行動が習慣化できないのです。

2019年は始まったばかり!まだまだ間に合います!
新しい行動を継続しやすくする方法を知ることで、今年の目標を達成しましょう。

目標には数字を入れて、行動やルールを明確にする

ポイントの1つめは、目標設定のしかたです。何をどのようにするのか、具体的な数字を絡ませることが大切です。

List Up

たとえば、「ダイエットをする」という目標。実は、これだけでは継続するのは難しいのです。そこで具体的な数字を入れて、「3カ月後に体重を3キロ減らす」と設定します。
そうすると、目標を達成するための方法として、
・朝昼は、今までと同じ食事で制限はなし。
・夜は、500キロカロリーを目指す。
・通常は20時までに晩御飯は済ませる。遅くても21時まで!その後の間食は止める。
・運動は、一万歩歩く。
・体重は、毎朝7時に測定する。
・甘いものは1週間に1回、1個だけ。
などなど、具体的な行動が出てきます。

数字を入れて目標を立てることで、達成するための方法やルールが明確になるのですね。例のように数値化されたルールがあれば、たとえば、友だちにケーキを食べようと誘われても、「甘いものは1週間に1回だけというルールだから」と断ることもできます。

障害になりそうなことをのぞいて、環境を整える

「健康のために毎朝ランニングをする」と決めても、冬は、寒いから行きたくない。早起きが苦手で起きることができない。など、さまざまな障害に負けて新しい行動が続かないというケースもあります。
2つめのポイントは、障害を減らすことです。
早起きが苦手なのであれば、朝起きてすぐに走れるようにジャージを枕元に準備して寝る。冬の寒さがつらければタイマーで暖房をかけ部屋を温かくする。など、障害になりそうなことをあらかじめ除いて、環境を整えておくのです。

Run to Goal

私は、家でパソコン仕事をするときはリビングでしていましたが、ついテレビを見てしまったり、犬が邪魔をしてきて遊んでしまい、なかなかはかどりませんでした。そこで、テレビがなくて犬が来ない場所に仕事スペースを作り、環境を整えることで仕事に集中することができるようになりました。
さらに、気持ちの切り替えをするために、開始時間をタイマーやリマインド機能を使って知らせることで、すぐに行動ができるような環境を作りました。こうすることで、家にいても、仕事に取りかかるための切り替えができるようになりました。

応援してもらおう

3つめのポイントは、応援してくれる人をつくることです。
新たな目標を立て実行していく過程は、自分との闘いであって、孤独です。目標を宣言して、まわりの人にあなたの応援団になってもらいましょう。
心が折れそうになったときも、応援団からの期待に応えようという気持ちが励みになります。また、情報が集まったり、客観的なフィードバックがもらえる効果も。
たとえば、「ダイエットして○月までに3キロ減量する!」と宣言することで、ダイエット情報を教えてもらえたり、「ここが痩せたんじゃない?」などあなたの変化を知らせてくれたり。変化を認められると、ますますがんばれますよね。

応援団をつくるには、SNSを活用するのも一つの方法です。ダイエットをがんばっている人のコミュニティなどに参加して、お互いに励まし合う仲間をつくることで、相乗効果も期待できます。

Ur company will såurport you

私が以前勤めていた職場では、ダイエットを目標にする後輩スタッフ2名が、スタッフ全員が見えるところに体重のグラフを貼り出していました。
二人で競争しながらがんばる環境をつくったことと、周りから「がんばってる?」「顔が小さくなったんじゃない?」などと毎日声をかけられることで、停滞期を乗り切り、目標達成をしました。

新しい行動を習慣化するには、3カ月の継続が必要と言われています。特に最初の1カ月はハードルが高く、大変です。
明確な目標を設定し、環境を整えて、周りの方の応援をもらいながら継続していきましょう。難しく感じるときには休憩をはさみながら、諦めずに続けることで、あなたの未来が豊かなものになります。
ぜひ、ご参考にして下さい。

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このマナーについては、#ソーシャルマナー1級  #マナーOJTインストラクター 

日本マナーOJTインストラクター協会
シニアマナーOJTインストラクター 大縣 真弓

講師大縣 blog

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